自然の色

カミキリ(1)

ペパーミントカラーのラミタン

 今、K川県バーダーの間で静かなブームとなっているのが、ラミーカミキリ。梅雨の後半で野鳥の撮影が難しいことが関係しているかもしれないが、とにかく人気者である。色がペパーミントカラーでカッコいいこともあるが、背中の模様が何とも言えない。




 タキシード姿のタモリのズボンがずっこけているように見えるから面白い。中国版ゾンビのキョンシーに似ているという人もいる。

 さらにそのタキシードとズボンの間の模様が鳥に見えるというのだから、鳥中毒のバーダーさんは恐い。

 さてこのへんてこなラミーカミキリは、いったいどこにいるんだろうか? ネットで検索すると、

 なんと『ラミー』は植物の名前。江戸時代末期に中国から採取するため輸入されたラミー(イラクサ科)、それにくっついてきたのでラミーカミキリと名付けられたようだ。

 ラミーカミキリは、この『ラミー』のほか・カラムシ(虫ではなく植物)・ムクゲにいるそうだ。画像検索カラムシの写真で思い出したのが、西植田の彼岸花の周辺。道にいっぱいあった雑草がカラムシのような気がする。青じそのような葉っぱで葉っぱの表面に細い毛・・・。

 現場主義のTAKA、早速行きました。ありました、いました。記憶通りカラムシの群生がありそこに目指すラミーカミキリがいました。







 さらに分かったのが、サンコウチョウなどでよく訪れているDLにも、なんとカラムシとラミーカミキリが生息していたんです。サンちゃん(サンコウチョウ)空振りでも、ラミタン(ラミーカミキリ)は待っている。泣きながら帰らなくていいんです。

 サンちゃんの空振りが続いたので、ラミタンの写真ばかりがどんどん増えました。

 なんか色の少し濃いのと薄いのがいそうな気がするが、変異なのか気のせいなのか? 肝心のオスとメスの違いがはっきりしない・・・

 再度ネットで検索。どうやら、正面顔が目を除いてオスは白(ペパーミントカラー)く、メスは黒いようだ。

 再び現地へ。神経質なラミタンは、近寄っての撮影が難しいので望遠で撮影しているが、望遠ではラミタンの正面に回り込むのが難しい。やっと向いたかと思うと顔黒のメス(右写真下)。別の場所でも顔黒メス。4匹目にしてやっと色白のオス(右写真上)。

 ところで、ラミタンはレミー・マルタンから名付けました。なんとなく高級感がありかつ可愛いので、ばっちりです。



(2020/7/8、TAKA)

カミキリ:ペパーミントカラーのラミタン

ハンミョウ:(1)ピンポイント(2)ミラーボール(3)金属光沢(4)深度合成(5)ニジゴミムシダマシ



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