自然の色>ハンミョウ

(4)深度合成

 30名程度の集合写真を撮ろうとすると、3〜4列に並ぶ必要があるが、前列から後列までのピントが合わない。前列にピントを合わせると後列がボケ、後列にピントを合わせると前列がボケてしまう。

 絞りを絞る(F値を大きくする)ことにより、被写界深度が大きくなりこの問題が解決できる。報道写真もできるだけF値を大きし、近くのものから遠くのものまでピントが合っている(パンフォーカスという)ように見せ、より真実を伝えている。

 昆虫のような小さいものは、マクロ撮影になりF値を大きくしてもパンフォーカスにならず、下中の写真のように、目にピントを合わせるとお尻や後ろ足がボケてしまう。部分的に強調したいときは、そこにピントを合わせればよいが、昆虫の図鑑やその小物体全体を示したい場合は、うまくいかない。

 一つの対象物の複数の位置にピントを合わせた複数の画像を準備し、フォトショップ等グラフィックソフトでピントの合った部分を合成(深度合成という)すれば、全体がボケていない画像を作れるが非常に手間である。

ハンミョウ再発見!(^^)! ハンミョウ、マクロ撮影 ハンミョウ、深度合成


 この手間を一挙に引き受けてくれるのが、TG−4(オリンパス)。顕微鏡の深度合成モードで撮影すると、自動的にカシャカシャカシャと複数枚撮影し、勝手にカメラ内で深度合成をしてしまうという優れものだ。上右の写真は、手持ちで試しに撮影したハンミョウの写真である。全身ピントが合っていてちょっとうれしい(*^_^*)

(2017/1/19、TAKA)

ハンミョウ:(1)ピンポイント(2)ミラーボール(3)金属光沢|(4)深度合成|(5)ニジゴミムシダマシ(6)ニワハンミョウ(7)斑猫神社(8)緑化個体

幻のクワガタ虹色の謎玉虫色タマムシとビアカップ虹の町S出市
チタンの看板チタンの水晶虹色の標識


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