第四回尾崎放哉賞決定!
             自由律俳句結社「青穂」主催
尾崎放哉大賞

だんだん空が大きくなる坂を上る
             東京都 遠藤 多満
春陽堂賞
誰もいない野で水車が時を洗っている
             兵庫県 堀尾 深放
◆優秀賞
グラスの氷が溶ける音で切りだす話し
春を信じている継続定期券
薄野に乳房ひとつ隠して帰る
僕ひとつ消えて信号は青
背表紙だった鳥を放してやる

福岡県 丹村 敦子
東京都 中井 靖子
宮城県 汐海 治美
東京都 岩渕 幸
千葉県 小笠原啓太
◆入賞
コロナのまんなか芋の芽青々
会いたい時は海の匂う道に出る
はらりとほどけて蝶結びはさびしい
言わぬもことばステンレス色の今日の海
白い菊供えてきちんと生きたい
措いていた林檎をかじる
車止めひつくり返って廃駅の午後
秋を釣っているのか 岬に一人
八月の陽とどかぬ川底の無口
一日老いて軽くなつた

山口県 大村 久子
福岡県 増田 眞寿子
山口県 久光 良一
大分県 内橋 多真
大分県 橋本 登紀子
東京都 藤井 雪兎
石川県 吉田 怜央
兵庫県 手島 隼人
東京都 さいとうこう
神奈川県 古関  聴
高校生の部
◆最優秀賞
    書架のほこりを射ぬく冬の光
      群馬県立伊勢崎輿陽高等学校 大野 美空

                   尾崎放哉賞ホームページに掲載

●第四回尾崎放哉賞選考を終えて
一般の部が808句、高校生の部が587句のご応募をいただきました。毎年応募される人あり、新たな投句者ありで、少しずつですが賞の定着と広がりを感じています。 放哉没して百年になろうてたしている今でも、俳句というと五七五で「や・かな・けり」を使ってと身構えてしまう人が多いのではないかと思いますが、 俳句はそんなものではなく、思ったことを普段の言葉で表してみることからくるものだと思います。放哉にも「土間が奇麗に掃いてある」「夜中の蜜柑一つたべる」 といった句があります。気軽に参加していただいて自由律俳句がより身近なものになっていただけたら有り難いなと思いました。
                   自由律俳句結社「青穂」代表 小山 貴子
ー自由律を動かせー
第五回尾崎放哉賞募集
◇主 催 自由律俳句結社「青穂」 (代表‥小山貴子)
<作品募集要項>
募集規定
1.投句料 2句1組で2,000円(※何組でも可)
郵便小為替、現金書留またはつぎの振込口座へ ゆうちょ 01740-9-150523 高木和子
※《高校生の部≫は無料です。 ただし一人二句まで。
2.未発表に限ります。違反のあった場合、表彰を取り消します。
3.応募用紙または原稿用紙にて(郵便番号、住所、氏名、電話番号記入のこと)
※高校生は所属高校名、高校の郵便番号・住所・担当の先生の氏名、本人氏名を明記のこと
※応募用紙はホームページからもダウンロードできます。
応募先  〒825-0005 福岡県田川市糒1908−6
      高木架京 宛
応募締切 2020年11月30日(月)(必着)
表彰
《一般の部≫
尾崎放哉大賞  1名 賞状と賞金100.000円
   春陽堂賞  1名 賞状と賞金50.000、円
    優秀賞  5名 賞状と賞金10.000
      入賞  10名 賞状とクオカード3.000円分
《高校生の部》
最優秀賞  1名  賞状とクオカード5,000円分
 優秀賞  10名  賞状とクオカード2,000円分
・特別賞(俳人夏井いつき氏出身地)   愛媛県愛南町特産品 五名

表彰式 (場所未定)日時 2022年5月15日(日)
          青穂大会にて
後援   ・「放哉」南郷庵友の会
      ・小豆島尾崎放哉記念館
      ・鳥取県
      ・春陽堂書店 など
問合せ 尾崎放哉賞 事務局 メールアドレス: support@hosai-seiho.net
             もしくは電話・FAX :06−6844−1719(小山貴子)
詳しくは次のホームページへhttp://www.hosai-seiho.net
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