第五回尾崎放哉賞決定!
             自由律俳句結社「青穂」主催
尾崎放哉大賞

蝉時雨浴びて秘密基地の入り口
              埼玉県 大川 久美子
春陽堂賞
選ばなかった道が交わる
             京都府  伽 瑞
◆優秀賞
二年会えなかった父の薄いまぶた
レモンどこまでころがる冬陽の片隅
年ごとの色を重ね私の海が凪ぐ
レシートを莱にして読み終えた
旅の空何も決めず酔っているる

愛知県  木村 恵子
福岡県  重富佐代子
福岡県  丹村 敦子
岡山県  堀  将大
神奈川県 野谷 真治
◆入賞
仲間の居る方へ駆けだす落葉
星座になれぬ星も輝いて夜空できあがる
俳桐と散歩の境目を歩く私
いのち溜め更地いっぱいの露草
曲線だけでできている笑っている女
春が来たブランコかわってあげる
白木蓮そのままに音のない家族
爆心地の卵割る音ひとつ
あの涙知る髪が切られた
手話の降りつもり暖かな列車

敢闘賞
雪の中で目覚めたよな祖母のまつ毛

埼玉県  黒瀬 文子
山口県  久光 良一
山口県  岡村 裕司
愛知県  原 さつき
福岡県  重富 蒼子
京都府  楽 遊 原
茨城県  野田麻由可
山口県  佐伯 喜成
静岡県  室伏 満晴
静岡県  尾内 以太



東京都  すずめ園
高校生の部
◆最優秀賞
     ページをめくる音はしだいに雨と重なつた       
      群馬県立伊勢崎興陽高等学校 細井 美涼

                   尾崎放哉賞ホームページに掲載

●第五回尾崎放哉賞選考を終えて
高校生からはたくさんの応募がありました。一般の部は、応募期間を延長しハガキやSNSで発信することでなんとか八百句代を維持しております。「日本古書通信の」編集長である樽見博氏が、「自由律俳句詩人の生涯」という 近著の中で、自由律俳句の存在を高く評価しながらも、自由律は全く片隅に追いやられて、「別扱い」されている現状であると述べられています。尾崎放哉賞にもふれて、「普及活動もしているが、実際に自由律俳句をつくる俳人は俳句人口比して少ない 」と、誠にご指摘の通りで非力を痛感する次第ですが、何とか若い世代に詠み継いでもらいたいとの願いから、メールとつ投句、若い俳人対象の敢闘賞の新設等工夫を重ねています。第六回もよろしくお願いします。
                   自由律俳句結社「青穂」代表 小山 貴子
ー自由律を動かせー
第六回尾崎放哉賞募集
◇主 催 自由律俳句結社「青穂」 (代表‥小山貴子)
<作品募集要項>
募集規定
1.投句料 2句1組で2,000円(※何組でも可)
郵便小為替、現金書留またはつぎの振込口座へ ゆうちょ 01740-9-150523 高木和子
※《高校生の部≫は無料です。 ただし一人二句まで。
2.未発表に限ります。違反のあった場合、表彰を取り消します。
3.応募用紙または原稿用紙にて(郵便番号、住所、氏名、電話番号記入のこと)
※高校生は所属高校名、高校の郵便番号・住所・担当の先生の氏名、本人氏名を明記のこと
※応募用紙はホームページからもダウンロードできます。
応募先  〒861-2402 熊本県阿蘇郡西原村小森3357-10
      高木架京 宛
       メールの場合 hosaisan581@gmail.com    
応募締切 2022年11月30日(木)(必着)
表彰
《一般の部≫
尾崎放哉大賞  1名 賞状と賞金100.000円
   春陽堂賞  1名 賞状と賞金50.000、円
    優秀賞  5名 賞状と賞金10.000
      入賞  10名 賞状とクオカード3.000円分
    敢闘賞 記念品
《高校生の部》
最優秀賞  1名  賞状とクオカード5,000円分
 優秀賞  10名  賞状とクオカード2,000円分

表彰式 (場所未定)日時 2023年5月11日(日)
          青穂大会にて
後援   ・「放哉」南郷庵友の会
      ・小豆島尾崎放哉記念館
      ・鳥取県
      ・春陽堂書店 など
問合せ 尾崎放哉賞 事務局 メールアドレス: support@hosai-seiho.net
             もしくは電話・FAX :06−6844−1719(小山貴子)
詳しくは次のホームページへhttp://www.hosai-seiho.net
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