第21回放哉ジュニア賞

応募一覧
一年 二年 三年 四年 五年 六年 優秀賞 入賞 佳作
土庄町立
土庄小学校
72 68 80 84 81 88 473人 8人 12人 22人 42人
88 135 159 155 135 172 844句
土庄町立
豊島小学校
18人 1人 5人 6人
10 12 36句
小豆島町立
池田小学校
32 32人 1人 1人 3人 5人
64 64句
小豆島町立
安田小学校
20 22 18 18 78人 1人 1人 3人 5人
20 22 36 20 98句
鳥取市立
修立小学校
32 37 26 42 33 50 220人 5人 10人 14人 29人
64 74 51 84 66 98 437句
土庄町立
土庄中学校
25 27人 2人 3人 1人 6人
25 29句
土庄町立
豊島中学校
15人 2人 1人 1人 4人
12 10 30句
合計 20人 28人 49人 97人
総合計 863人 1.528句
※修立小学校は、放哉さんの出身校「立志小学枚」の後身枚です。

優秀賞・・賞状と副賞 (図書カード 3,000円分)
入 賞・・ 賞状と副賞 (図書カード 2,000円分)
佳 作・・ 副賞 (図書カード1,000円分)
受賞一覧
優秀賞 (賞状と副賞)
受賞句 所属 氏名
べんきょういっぱい学校。 土庄小学校二年 井藤 香乃
まっさらな、海辺の、八幡様のおひぎ元の学校だもの、先生だって張り切ってい るよきっと。にぎやかな登下校風景、橋渡りながら単の中からいつも見ているよ、 「べんきょういっぱい学校」 のキャンパスのきみたちがうらやましい、八十年前 に戻りたいよ。
人それぞれが いいね 土庄小学校三年 九冨  ひな
いい目をしているね、心も広々しているよ、仲間にも、家族にも、先生にも恵ま
れて、あなたの優しさと自信がよく分かる。人を好きになるのはなんたって最高です。
おふろは おでんにはいっているようだ 土庄小学校四年 田中乃々香
おでんだったら君は何だろう?竹輪かな?こんにゃくかな?卵かな?それとも
スジかな?出汁は?バスクリン?白い?緑?濁ってる?ほらお揚があふれてる
ぞ!おやおや、 弟 が潜ったぞ、煮えすぎるとぐにゃぐにゃになるよ。でもいい
湯だな!
秋になるほど もみじは照れる 土庄小学校四年 九冨 愛
照れているにしては、派手ですね。寒露渓なんていっぱい人が果て、見て、わー
綺麗なんて写真を撮りまくるんだもの、ちょっと恥ずかしいかもしれないね。で
もミス日本みたいなものだから照れても嬉しいんですよキットー・真っ赤になっ
もね。
かみなり落ちたら 松たけ成長する 土庄小学校四年 須浪 真子
へぇ、知らなかった!でも赤松もびっくりしちゃうよね。ははァ、落ち葉に埋もれて居眠りしてたからガラガラドカンと喝を入れられて飛び上がったんだろうね分かるような気がする。笠の大きな立派な松たけになるでしょうね。かみなりさま、また落ちてー・でもちょっと、風が吹くと桶屋が儲かる風のお誰にも聞こえるよね?
第2のぼくが いればなあ 土庄小学校五年 田中 星弥
「第三の男」 って映画があったよ。スパイもののサスペンス名画さ。ウィーンの 地下水通のマンホールに入って行くんだ。第2のぼくは何役をするの?007みたいなカツコイイ諜報部員かな?それとも宇宙飛行士?どれも大変な訓練が 待ってるぜ、でも、今のぼくより優蓉なぼくを目指Lているなら応援するよ。未来に向かって羽ばたけ!
家族のきずな なめるなよ 土庄小学校六年 下川 暖心
カツコいいぜ!凄味があるぜー・鉄の結束があるんだ!盤石な一家だな!なめたりしないよ、うらやましいよ、君は家族の∨−Pのようだね。家族の希望の星だ。ご両親によろしくね。お手柔らかに。
あきたこまちにあきた〜 土庄小学校六年 西内 謙
そうかい、君もあきたこまちのファンだったのかい。美味しいし、ネーミングが素晴らしい。日本海側には一県ごとに美人県があるんだってよ、秋田県はその初っ端さ、色白で目鼻立ちがくっきりして聡明で優しいんだって。小野小町はやまとなでしこの典型だから、あきたこまちにあきたらあかんぜよ。
日ぐれ時 田んぼながめる おとうさん 豊島小学校六年生 松田 大雅
おとうさんかっこいいね、田んぼに夕陽が映えて、からすがカァカァ鳴いてねぐらに帰る、たった一人、そんな景色の中にすっくと立って、稲の具合いを見てい る‥・みずほのくにのおのこは、た〈ましいね、頼もLいね。君もあとに続いてくれよ。
花はさいて 木ははえる 池田小学校二年 大峯 彩乃
おてんとうさまありがとう、鳥は鳴き魚は泳ぐ、山は笑って、また眠る。里はにぎわい、街は活気づく、とんぼすいすい、蝶はひらひら・・あなたに名詩を捧げましょう。
時は春、日は朝(あした)、朝(あした) は七時、片岡に露みちて、揚雲雀(あげひばり)なのりいで、蝸牛(かたつむり)枝に迂ひ、神、そらに知(し)ろLめす。すべて世は事も無し (R.プラウニング)
親を怒らせるには それなりの 覚悟がいる 安田小学校五年 向山 幸祐
ぐつとかまえて何をしでかそうとしているのかな?十歳になるとぐつと大人びてくるね、あっぱれだよ、わが道を行く覚悟が伝わってくるよ。父にはどんどん当れよ、でも母には心配かけるなよ。強きを挫き、弱きを助ける、男一匹、がんばれ!でも、無理するなよ。
花と木と川と田の字をならったよ 修立小学校一年 川田優朱翔
ピカピカの一年生か見えています。 先生の黒板の字も、君のノートの字もよくえます。漢字を教える順番は春からなのかな?花には「桜」、木には「松」「竹.「杉」、川には 「隅田川」 「アマゾン川」 「ナイル川」、「田」 の字には稲や米や草、蛙が出てくるかも?国語も社会科も理科も、これからいっぱい教えてくれるよ、楽しみだね。
とんぼはゆうびんマーク 修立小学校三年 伊藤 大晟
へ一気付かなかった。〒(郵便)て、たしかに羽が四枚あるみたいだね、目玉二つ 書いたらひらひいすい飛び立つかもLれないね。郵便ポストにトンボが止まだね。レター書きたくなったよ。
ちゃんとして とは何ですか 修立小学校四年 川上結依菜
開き直っているの?啖呵切ってるの、親はたじたじです。先生なら、だらだらするなといったんだよったんだよきっと。その言い方に腹が立ったの。生意気盛りの諸君としては無理ないと思うが、ここは冷静に、ちゃんと勉強して見返してやればよい。何とは勉強です。
ヒミツの日記だが なぜか見せたい 修立小学校五年 小倉 秀斗
毎日、日記つけているの?感心だね。ヒミツの日記なんて思わせぶりだね。何を心書いているんだろう?クラスメートのこと?先生のこと?家族のこと?ひょっとしてガールフレンドのこと?文学者の中には、見せるために書いている人もいるから名文が多いし、歴史上の資料にもなるよ。観察眼が鋭いのでせの中の事が的確に捕らえられているんだ。
見せたいくらいだから、君の日記も森羅万象を克明に記しているんだろうね。継続はカなりというから是非続けて下さい。そして、ちょっと見せて。
さむさの 日ざまし 修立小学校五年 福谷 十月
朝方、気温がぐつと下がって眠れなくなることあるよね。目覚まし時計の針より一時間も早いのに。実は、そういう時どうするかで人生が変わるんだってよ。震えながらまたもぐる人、決然と起き上がって顔を洗う人、冬の朝で勝負が決まるんだよ。ただし昔の話かも?
水族館 切り取られた海の中 土庄中学校三年 中川 凛
次々に立派な水族館が全国的にオープンしているね。海遊館でジンベイザメを 見た時は本当に感激したよ。小さな窓越にクラゲの優雅なダンスを見続けたこと もあったね。でも大水槽の中で無数の魚たちが泳ぎ回っている景色は圧巻だね。 切り取った海がそこにある。いやヒトもサカナになって先祖返りしているのか も?・
ピョンとはねて笑うバッタ 土庄中学校三年 九冨 緩
トノサマバッタもキチキチバッタもイナゴも、子どもの頃身の回りにいっぱいいて、素手で捕まえていたよ。トノサマバッタはすぐ捕まえられて指でつまんで躍らせたが、キチキチバッタはなかなか捕まらず草むらを分けて探してやっと見つけても近づくとキチキチ跳ねて逃げてしまう。そのキチキチキチがハハハザマミロと云っているようで、悔しかった少年の日の想い出を思い出しました。
〇〇の秋落語映画に柿読書 豊島中学校一年 吉野 千景
芸術の秋と云いたくないらしい、何級って落語映画に杯洗藩だから?なかなかへソ曲がりのようで、相手にとって不足ナシ。小生、志ん朝大好き、べらんめえ口調がたまらねぇ。落語は落語さ、秋も冬もねえ。熊さんとご隠居で成立さ。てなもんだが、柿読書が分からねえ?初めて聞く読書だが、渋い本を読むってことかね?種ナシでお手軽読書という寸法?で、何やら意味深なところが気に入った。書き読書で 「天声人語」 でも写そうかな。
ため息の返事 豊島中学校二年 兒島静香
ああ、また失敗した!私って駄目ね。鳴呼、人生の儚さよ、惨めさよ、佗しさよ、人の世のつれなさよ、哀れさよ、情けあれば伝えてよ、なんでそんなこと聞くの、見れば分かるじゃないの・・何も言いたくない、という返事のことですね。もし、素晴らしいアート作品を見たとか、イケメンに一目ぼれで、声も出な
かったのであったらごめんなさい。

         
入賞( (賞状と副賞)
受賞句 氏名
むしが大すき。おおかまきりと まおうかまきりがとってもすき。
かんじかきたいよ。
そつぎょうしき なみだながして 歩いてく。
きくらんぼ いつもケンカしている 赤い頗
牛の絵を 草にかぎって 見てみよう
ふしぎだね 水に色つく 水色だ
漢字書けても 文章書けない
宿題は やるまでが長い
スポーツがリ キリリ初冬の風
冬にはこたつという名の檻がある
先生の赤ペンは 陸上選手
野球部は 何年たっても ぼうずです
だれかが おちてきた
時間が止まって 遊びたい
大山は きむくてつめたい大やま
グーはパーにつつまれて パーはチョキにきられて チョキはグーにこわきれる なんガ
もう五時だ 夕日が出たら かねがなる
口ひらくれいぞうこ
自由は少しこまる
ふとんはエヌ極 私はエス極
チョークのこな雪 外のこな雪 せき一つ
えがおの輪ひろがる きぎんか二組
自由律俳句 私にとっては 不自由です
わきび 泣きっ面に熱湯
夏休み 最終日に現れるのは圧倒的な宿題と虚無。
夏休み課題が多く 八月へ
期間限定 友との二日
何度寒いと言っても温まらないのに
土庄小学校一年 眞砂 銀侍朗

土庄小学校一年 石井 奨也
土庄小学校三年 三木 望未
土庄小学校三年 田中 結菜
土庄小学校三年 清水 陽仁
土庄小学校三年 文野 優輝
土庄小学校四年 三枝 詩
土庄小学校四年 望月 虹汰
土庄小学校五年 日下 高志
土庄小学校五年 久川 史桜
土庄小学校六年 藤戸 万叶
土庄小学校六年 岡上 稀大
池田小学校二年 中野 仁愛
安田小学校五年 三木 虹歩
修立小学校一年 大倉 瑞生
修立小学校一年 田中 千笑莉

修立小学校二年 谷口 結都
修立小学校二年 金丸 旺生
修立小学校三年 沓野 綾子
修立小学校四年 木原 ゆい
修立小学校五年 田尻 実佐子
修立小学校五年 尾崎 愛美
修立小学校六年 白間 美月
修立小学校六年 田村 昭斗
土庄中学校一年 角石 悠
土庄中学校一年 須藤 詩織
土庄中学校三年 塩本 晴菜
豊島中学校三年 清水 つぶら

佳作  (副賞のみ)
受賞句 氏名
ともだちと ジャングルまで たびをしたいな
ちきゅうで うちゅう人に あいたい
そらに のぼって にじに のりたい
こらこらこらこらおにいちゃん
ふでばこが ケガ
あさがおを見ると きげんがいい
お父さん いつものんびり 子どもかよ
むしがむしを むしゃむしゃ 食べる
ぼくが好き お金で買えない かちがある
うんが上がれば また下がる
姉におこられ弟にばかにされ まるで自分はぼろぼろサンドイッチ
はいくが なにもない!
飛行機が 目じるしつける 白い雲
休日くらいは だらだらと
みかんをくって ストーブにくっつこう
人は自由に動いてる
朝から 流しそうめん
写真を見ると 思うんだ 小さい頃に戻りたい。
コロナかで 人生二年 そんした気分
オタクはオタクで グッズあつめ
ゴキがいて気絶
冬のふとんの吸引力はブラックホールをこえる
雪だるま しまねでたくさん 作ったよ
雨がやみ 真じゅのような くもの糸
ねむらせて 少しでいいから すずむしさん
雪風や 吹いたら一番 さわぐ母
葉桜の 上におよぐや こいのぼリ
とりがなく 赤ちゃんもないている
せはひくい でも体はつよい
秋風にぶっとばきれた
オレンジに染まる秋
アコウの煮付け 世界一
朝は 寝たい
きんすうがたのしい わかるから
いもうとの さくらちゃんは つよすぎる
冬は外がこおりつく
そつぎょうしき やっとなける日 小きかったな
力はどこかに出るよ じつ力に
はいくは自由だといつも思いつかない
マスクのカーテンあければ だれもがえがお
お母きんやきしいお面とこわいお面を持っている
ぼくはこたつに住むのか
テストで0点 夕食 寒天
冬の朝 日覚まし時計の 意味がない
冬の朝は ベッドにひっついてしまう
ラインは国語力が問われる
手が届きそうな柿一つ取る
家族でのステイホームも悪くない
日の出とにらめっこ
土庄小学校一年 笠松 玖怜
土庄小学校一年 中井 堂真
土庄小学校一年 島本 純羽
土庄小学校二年 自句 桔平
土庄小学校二年 傾井 孝広
土庄小学校三年 中井 杏奈
土庄小学校三年 中野 楓叶
土庄小学校三年 柳生 朔太郎
土庄小学校四年 上原 太郎
土庄小学校四年 向井 愛翔
土庄小学校四年 山本 理子

土庄小学校四年 今井 和人
土庄小学校四年 朝倉 龍宝
土庄小学校四年 川井 晴貴
土庄小学校四年 能澤 岬凪
土庄小学校四年 田中 大翔
土庄小学校五年 岡本 莉
土庄小学校五年 須浪 勝斗
土庄小学校五年 佐竹 佑津
土庄小学校五年 濱中 祈利
土庄小学校五年 岩部 百恵
土庄小学校六年 河合 桂吾
豊島小学校二年 竹中 秦
豊島小学校四年 高橋 未来
豊島小学校五年 永井 海咲
豊島小学校六年 上口 心太郎
豊島小学校六年  堺 藍
池田小学校二年 財前 秦音
池田小学校二年 八木 壱護
池田小学校二年 山本 蒼士
安田小学校三年  城 咲郡
安田小学校四年 石井 慢羽
安田小学校五年  森 咲心
修立小学校一年 有田 和真
修立小学校一年 遠藤 悠陽
修立小学校二年 浅野 壱喜
修立小学校二年 橋本 萌那
修立小学校二年 松岡 里穂
修立小学校三年 田淵 陶子
修立小学校三年 清水 太智
修立小学校四年 岸本 りら
修立小学校五年 尾崎 慶斗
修立小学校五年 肥後 翔輝
修立小学校五年 和田 未弥子
修立小学校六年 梶川 結菜
修立小学校六年 谷口 暖
修立小学校六年 濱本 愛美
土庄中学校三年 田宮 沙弥
豊島中学校三年 秋山 誉道
【講 評】選者・「放哉」南郷庵友の会 三枝断水
今年も愉快で目の覚めるような俳句をたくさんありがとう。
ぴしゃっと極まって、へーとなるほど、ホ―そのとおりだねーと言いながら読みました。そして、どうやらボクの好みまで見通されている気がしてきました。 短いリズム感のある、響きのいい作品が多いように感じました。とっさに意表を衝かれる、寸鉄の気迫があります。気持ちや気分がすぐ言葉になって、湯気がたっているようです。ほかほかほやほやです。 ありがとう。来年またご一緒しましょう。
  第二十一回優秀賞受賞作品展

受賞作品二十点の自筆短冊を展示します。ぜひご覧ください。
西光寺客殿       四月七日 (木)
中央図書館エントランス 四月八日 (金)〜四月二十二日 (金)
小豆島尾崎放哉記念館  四月二十五日 (月)〜五月八日 (日)
中央公民館叶階ロビー 五月十日 (火)〜五月二十七日(金)
               ※都合により、変更する場合があります。
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「放哉」南郷庵友の会
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