総合計 808人 1.525句 ※修立小学校は、放哉さんの出身校「立志小学枚」の後身枚です。
優秀賞・・賞状と副賞 (図書カード 3,000円分)
入 賞・・ 賞状と副賞 (図書カード 2,000円分)
佳 作・・ 副賞 (図書カード1,000円分) |
受賞一覧 |
優秀賞 (賞状と副賞) |
受賞句 |
所属 |
氏名 |
ホテルに一生とまりたい。 |
土庄小学校二年 |
頭加田 隼人 |
ホテルに入るとロピーがあって、華やかな生け花が飾ってあって、フロントのカウンダーにきれいなお姉さんが外国人と英語でLやべっていて、お兄さんが束て荷物を部屋に運んでくれて、カーテンを開けると明るい景色が目に飛び込んできて、大きなデスクとベッドが並んで、っ白い大きなタオルが掛けてあって、うと、気分が高場Lます。ここにずっドアを開けるとピカピカのバスルームと貴もう家とは大連い、きあ、館内を探検Lよと居たいなあ〜、家になんか帰りたくないなあ。
※高揚……精神や気分などが高まること。また、高めること。 |
どんぐりコロコロ 頭がいたい |
土庄小学校三年 |
川中柚季 |
調子のいい頭痛だね。こんな痛みなら歓捜するよ。
ころころ、ころころすぐ治るさ。でも、ひょっとしたらドジョウのこと?なら、池のほとりを散歩すると治るよ。そLて、「どんぐりころころ お腹が空いた」、
というんだよ。するとお山が笑うよ。
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木っていつもどんな気持ちなんだろう |
土庄小学校四年 |
土山 駿哉 |
あれ、知らないの?淋Lがりやだよ。独りぼっちだもの。棟のなかでも森のなかでも、嘩の一本杉でも、並木獲でも、
小本−本シャンと立ってるだろう。スタイリストなんだよ。抱き付いて耳を幹にあててごらん、きっと木の乳持ちがシャンと伝わってくるから。 |
そとは明るい わたしはくらい |
土庄小学校5年 |
岡本 美波 |
時々、誰もが、そういう気分になる時がありますよ。センチメンタルな気分って、
やっぱり人生で大切な心の輯ちようの一つです。明るいばかりもつまらないのでは?沈潜も美徳の一つです。あれ、人生相談のようになっちゃった、ごめん。
※センチメンタル……感情を動かきれやすく、また、感じやすく涙もろいさま。※沈潜……心を落ち着けて深く考えること。
※美徳…‥・道徳にかなった立派な行い。また、良い心。 |
生命は 命をかかえて 生きていく。 |
土庄小学校5年 |
向井 愛翔 |
「生命」の読み方が独創的。すごい名言です。哲学的蔵音です。命をかかえて生きていくなんて
英雄的な表現で、堂々たる人生観です。放哉さんにも伝えたかったですね。
※独創的……独自の発想でつくりだす能カがあること。また、似たものがなく新しきが表れているさま。
※哲学的……物事や人生などの根本的なあり才を探求するさま。
※箴言……戒めの官尊。教訓の意味をもつ短い音覚。格言。
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授業参観、水族館の魚になった気分 |
土庄小学校五年 |
須藤 未羽 |
すいすい泳いで、ときには潜って、ひらひら浮かんで、参観のみなさま才に優雅
なところをお見せしまトようね。日頃のうっぷんを晴らす好機ですよ。いいカツコしましょう。 |
おこめを つくっている みらいの ぼく |
豊島小学校一年 |
中山 雅人 |
こしひかりですか?ななつぼしですか?田植えをしている姿を目に浮かべられ
ますか?豊葦原の瑞穂の国の将来は諸君にかかっています。頼もしい限りです。
エ、もう全自動の田植えマシンに座るだけ?それもまた格好いいね。一度、乗っ
てみたい。 ※豊葦原の瑞穂の寧…‥日本国の美称(他をほめていうときの呼び方)また、良い評判 |
夏の景色 海の声と 魚のおどり |
安田小学校三年 |
高橋 空健 |
夏の海の声ってどんな声?蕪村は 春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかなって詠んだけど、夏の海はどどんどどんと太鼓を叩くような、岸壁に打ち寄せる波の響きかな?白い波がしらの立つのは冬の海だろうし、
釣り糸垂れた波止場に寄せるひたひた音は秋の海が似合うね。魚が躍るのは何といっても夏の海がふさわLいね。
鯨だって躍るよ。踊るじゃないよ。
※のたり……ゆったりとしているさま。
ゆっくりと動くさま。
※蕪村……与謝集村。江戸時代中期の俳人、画家。
※躍る……勢いよく飛びあがること。
※踊る……ある決まり(音楽や歌、リズムなど) に従っておどるおどり。 |
意外と 自由じゃない 自由研究 |
安田小学校六年 |
向山 幸祐/TD> |
そのとおり!放哉さんの作る自由律俳句って定型俳句よりずっと難しいんです。
季語や五・七・五で規定されている方がずっと作り易いですね。でもね、どうし
てやろうか〜と考えているとへソを曲げたくなぃ!ます!そこがミソです。「僕のへソの曲げ才について」 研究してみては如何ですか?きっといい反省や着想が
浮かびますよ。
※着想……ある物事を行うためのエ夫や考え。思いつき。アイデア。 |
任せたは おれは知らんの ていねい語 |
星城小学校六年 |
日岡 玄 |
君ほ何もかも分かっているようですね?でもね、任せられるってのは君が信頼されている証拠でもあるs
思った方がいいと思うよ。知らんぷりして、よっ′しゃよ
っしゃと任きれまLよう。すると、おれは知らんなんて態度とれなくなるから。きっと自分でやるよ。 |
あせは海と同じ味のよう |
修立小学校三年 |
平井 純怜 |
汗ば塩分約0.9%、海水は塩分3,4%です。海の方が三倍以上塩辛いですね。海から陸に上がった哺乳類の末裔のホモサピエンスだから体内に塩分を残しているのでしよう。点滴で使用する生理食塩液も0,9%(塩化ナトリウムとして)です。汗一ばいかいて、砂を蹴って海に飛び込むのが爽快なのも分かりますね。
塩と塩のご縁ですぞ!
※塩化ナトリウム……単に塩、食塩と呼ばれる場合が多い
※末裔……末の血統。子孫。先祖から代々続く血筋の中で、その時点で未の者。
※ホモサピエンス……人間。動物分類学上の学名、現生人類 |
皮むいて ひもでつるして揚につけて、陽や風うけて ゆれるほし柿 |
修立小学校三年 |
高垣 一瑠 |
リズム感がありますね。作り方も丁寧でよく分かります。軒先にずらっと整列して、すましているけど、
なにやら干し柿も愉しそうですね。きっとおいしく仕上がっているでしょう。:陽や風うけて
≠ェとてもいいですね。湯につける工程はこの句で初めて知りました。。 |
不思議ってなんだろう |
修立小学校四年 |
田淵 陶子 |
知恵の素です。あら、身もふたもない言い方ね!あら、どうして? 「我思う故に我在り」 という有名な言葉があるでしよ、り。あれですよ。哲学の根源ですよ。デカルトですよ。みなさん、おおいに不思議がりましょう。賢くなるための基本です。コギトエルゴスム!
※我思う故に我在り……せの中のすべてのもの存在を疑ったとしても、それを疑っている自分の存在だけは疑うことができないということ。
※デカルト……フランスの哲学者、数学者。
※コギトエルゴスム……「我思う故に我在り」 のラテン語訳。
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冬はみんな なまけもの |
修立小学校五年 |
入川 希心 |
こたつにはいって蜜柑食べるって俳句いっぱいあったなあ。そう、みんななまけものです。だって暖かくておいしいんだもの、ポカポカしてそのうち眠たくなる、
最高ですね。コロナにならないための最善の策でもありますよ。
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わたしも冬みんしたい |
修立小学校五年 |
岸本 りら |
そして熊になりたい?あれ、うさぎは冬眠しないのか?蛇はするよね。パンダは
するの?あれって熊だよね。忙しくて寝ていられないのかむ?人間も忙しいか
ら、せめて朝寝坊でもして短々冬眠ということにしますか?でも、お腹が空いて、夜どころか昼までもたないかも。
※短々……ごく短いこと。わずか。 |
ふとんからはがれたくない |
修立小学校五年 |
八木谷 允紀 |
お母さんにやられたかな?ふとんひっぱがされた?放り出された?寝床の温か
さほど優しいものはない、じつといつまでもくるまれていたい。まるで傷口のガ
ーゼ剥がすように、ペリット、痛いよ、寒いよ、辛いよ、でも。起きなきや、学校へ行かなきゃ、きあ剥がすぞ! |
小指が出しゃばる |
修立小学校六年 |
角森 穂乃花 |
小指が出しゃばる 修立小学校六年 角森 穂乃花
いや、思いもかけない断定にちょっとびっくり、どんな小指を想像したらいいの
か困惑しています。とにかくインパクトがあります。人差し指も形無しです。意
表を衝かれまLた。
詩的に別世界の儀式の生贄も妄想してみまLた。ゆぴき
りげんまん〜≠ニかいう詩?歌?のことなら安心ですけど。 |
青春とはなにか、そんな今も青春なのかもしれない |
土庄中学校一年 |
中井 雅優 |
まだあげ初めし前髪の 棟檎のもとに見えLヒき 前にさLたる花櫛の 花あ
る君と思ひけさーノ %崎藤村の 「青春」 です。「若菜集」 の中のこの名詩ば僕たち
の世代でもしびれていまLた。歌うと七十年若返ります。青春まっただなかのあ
なたにぴったりの
詩集です。「初恋」は四節ありますがどれも浪漫主義に溢れてい
ます。
※島崎藤村……明治から昭和期の詩人、小説家。
※浪漫主義……十八世紀末から十九世紀にかけてヨーロッパ
で盛んになった芸術上の思想の傾向。感情・個性・自由などを尊重、
自然との一体感、無限なものへ憧れを表現した。の |
風も寒いと叫ぶ冬 |
豊島中学校二年 |
高橋 南美景 |
寒さの元凶が寒いと叫ぶなんてすごいですね。厳冬ですね。これから寒い日には
あなたのこの句を想い出すことでしよう。そして震え上がるでしょうね。今も外
でぴゅーぴゅー叫んでいますよ。ああ、寒 |
テレビと目が合う |
豊島中学校三年 |
秋井 息吹 |
ぴったしカンカンの衷現ですね。いや、参りました。脱帽です。見ようかどうしようか、観たいけど止めとこうか、こういう状況、
心境の時って必ずテレビと目が合うんです。そして必ず見てしまうのです。そして悪いことにくだらないことが多いのです。
おのれの意思の鍔きを後悔するのです。でも 「鎌倉殿の13人」は良かったですね。今夜「どうする家康」 が始まります。
(オイオイ、大分ずれてるぜ。ハイ、これ一月八日のコメント。)
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