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- 第6回放哉賞
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第6回放哉賞の入選句が決定しました。すでに入選者には書面でもってお知らせしておりますが、改めて当ページでも発表します。放哉大賞には田川市の高木和子さまが受賞されます。 平成16年2月
東北・北海道 |
関東 |
北陸・中部 |
関西 |
中国 |
四国 |
九州 |
その他(沖縄・大連) |
合 計 |
16名 |
57名 |
23名 |
26名 |
26名 |
17名 |
9名 |
2名 |
176名 |
23句 |
98句 |
41句 |
41句 |
40句 |
25句 |
17句 |
4句 |
289句 |
- 放哉大賞 田川市 高木和子様
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無人駅の窓口は 風の音売ります
- 作品評 渡野辺朴愁(層雲代表)
- 鉄道企業の合理化によって「無人駅」になってしまった駅、もちろん「窓口」もそのままにのこっている、淋しげに口開けたままに。ただ駅舎の建具だけがガタガタと「風」に鳴っている。そんな忘れられた淋しげな光景を眺めた作者の心情が、むついついその「窓口」「風の音売ります」と言葉を添えてやりたくなったのだ。まことにウイットの利いた詩感表現である。
- 入賞作品
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酔いはほどよし月連れて帰る |
静岡県 |
那須田康之 |
この道をきてしまった 風のいたずら |
福岡県 |
重富佐代子 |
幽冥の垣根はずした母のひとりごと |
長野市 |
宮島周水 |
風に托した蝶の夢落葉に眠る |
浜松市 |
埋田貞子 |
空の高さを感じる早さで君が好き |
市川市 |
小山留美 |
もう一人の自分に会いにいく夜の夢の中 |
東京都 |
大野哲太郎 |
生きていることの独り心に月をおく |
鳥取県 |
岸本久寿 |
石蕗の花が好きです大正生まれです |
小田原市 |
川久保野人 |
雪降っている 魂が出て行く |
堺市 |
原 初美 |
抱いた肌が薫る子の夢に入ってみる |
静岡市 |
内藤邦子 |
- 入選作品
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海鳴りの朝を過去から届いたゆうびん |
山口県 |
久光良一 |
外灯の力を借りた影が威張っている |
北海道 |
岩原 一 |
陽が落ちそうなて掌を受ける海 |
岡山市 |
小川佳泉 |
刈りあとにこぼれた籾拾う鼓は小春日 |
岡山県 |
延原令岱 |
言葉が笑顔だから踊る風の仲間たち |
藤井寺市 |
小堀彰夫 |
年重ねるかいなく蕾の明日は赤い |
宝塚市 |
かもさゆり |
冬日差す心という字が流れてゆく朝 |
龍ヶ崎市 |
南家歌也子 |
生きる透明感が背中で光る |
船橋市 |
田中靖子 |
前世で 俺だったかも知れぬ 鰯焼く |
堺 市 |
中田瓢々 |
ふるさとの冬だ風花を額で受ける |
東京都 |
荒木 勉 |
- 過去5回の放哉大賞
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第五回 |
波からころがる陽に足跡がはずむ |
京都市 |
高田弄山氏 |
第四回 |
おのれ失うたものさらしている冬の残照 |
大分県 |
藤原よし久氏 |
第三回 |
人間を脱ぐと海がよく光る |
岡山県 |
篠原和子氏 |
第二回 |
砂ばかりうねうねと海に落ちる空 |
鳥取県 |
坪倉優美子氏 |
第一回 |
鍵なくしている鍵の穴の冷たさ |
神戸市 |
木村健治氏 |
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「放哉」南郷庵友の会
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