第111号 2020年11月5日発行
第20回放哉ジュニア賞
締め切り迫る! 12月15日(火) 必着!!
主催:「放哉」南郷庵友の会 対象:郡内の小中学生および鳥取市立修立小学校
                 (※修立小学校は、放哉さんの通っていた小学校の後身校です。)
授与式:令和3年4月7日(放哉忌)
今回は第20回目の記念として、特別賞が設けられています。
『「放哉」南郷庵友の会会長賞』『小豆島尾崎放哉記念館館長賞』です!
今年の事、過去や未来の事、大きな事でも小さな事でも、題材は何でも構いません。自身がどのように感じたかを自分の言葉で表現してみてください。皆さんの素直な気持ちのこもった句を楽しみにしています(^O^) また、前回の授与式は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、残念ながら中止となりました。来年度4月7日放哉忌での授与式が安心安全に開催できることを、そして何より、皆さんの明るい笑顔に会えることを、心から願っています。
奮ってご応募ください 。
11月に入り、日中との寒暖差がますます激しくなってきました。そのため、体調も崩しやすくなる時期ですね。ではでは、大正14年11月の放哉はどのように過ごしていたかと言いますと?

  『入庵食記』によると、次のようにありました。『10月16日 腹の具合、すっかり、ヘンテコなり、早く順調にかえりたし』『10月17日 風邪治らず、痰、咳、えらい事なり』とあり、10月20日に木下医院で診察を受けています。薬をもらったおかげで、『10月23日 木下医師の薬おおいに効きて、咳痰とまる、気持ち甚だよし』とありました。しかしその後、11月に入り『咳痰少なくなる』『風邪どうも悪し』『咳痰おおいに良し』『咳なかなか治らない』と続いていきます。こんなスッキリしない状態が続くと気持ちも滅入ってしまうように思われますが・・・。そんな中でも放哉は『病床雑吟』として、50句を作っていました。その中の数句を紹介しますので、病床にある放哉を想像しながら読んでみてください。
現在、記念館・資料館では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の対策を実施しております。ご協力よろしくお願いいたします。
・マスクの着用 
・換気のため、出入り口および窓の開放。
・アルコール消毒液(館内に設置しています)での手指消毒または手洗い
・受付での記帳(住所・氏名・電話番号(緊急連絡先))
 
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紫色字 記念館休館日 茶色字 資料館休館日
咳き入つた日輪暗らむ
海見て咳いて寐てしまう
今朝は熱が無くて豆菊折る
熱が出る時刻となり出て来た
寐床をぬけて出た穴がある
淋しきまゝに熱さめて居り
火の無い火鉢が見えて居る寐床だ
井戸水汲んで置くだけの寐床

     尾崎放哉全句集より
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