第117号 2021年5月5日発行
放 哉 忌

  森本道明氏 作
自由律俳人・尾崎放哉の96回忌となる4月7日に、『放哉忌』が営まれ、約40名が参加し放哉を偲びました。今年も規模を縮小し、参加者全員に検温や消毒、マスクを着用した中で開催されました。 西光寺本堂での読経前に、備前焼陶工の森本道明氏より寄贈された抹茶碗でお茶を供え、その後共同墓地にある墓にお参りし、放哉の好きだった桃の花とお酒を供えました。午後からはジュニア賞授与式が行われ、11名の児童・生徒に賞状等が手渡されました。「放哉」南郷庵友の会・岡田好平会長は、今後も尾崎放哉の功績をたたえるため、みなさんと放哉忌を続けていきたいとの思いを語られました。
第四回放哉賞  自由律俳句結社「青穂」主催
一般の部
  尾崎放哉大賞
だんだん空が大きくなる坂を上る   遠藤多満
春陽堂賞
誰もいない野で水車が時を洗っている 堀尾深放
優秀賞
  グラスの氷が溶ける音で切りだす話し  丹村敦子
  春を信じている継続定期券       中井靖子
  薄野に乳房ひとつ隠して帰る      汐海治美
  僕ひとつ消えて信号は青        岩渕幸弘
  背表紙だった鳥を放してやる      小笠原啓太
高校生の部
最優秀賞
書架のほこりを射ぬく冬の光り    大野美空
現在、記念館・資料館では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の対策を実施しております。ご協力よろしくお願いいたします。
・マスクの着用 
・換気のため、出入り口および窓の開放。
・アルコール消毒液(館内に設置しています)での手指消毒または手洗い
・受付での記帳(住所・氏名・電話番号(緊急連絡先))
 
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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
第20回放哉ジュニア賞の特別賞・優秀賞受賞作品の自筆短冊を中央公民館1階ロビーに展示しますので、是非ご覧ください。
5月8日(土)から5月28日(金)までの予定です。
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