第119号 2021年7月5日発行
追悼 山本照幸氏
『放哉ジュニア賞』の選者として児童生徒の作品を審査してくださっていた山本照幸氏が、令和3年5月29日ご逝去されました( )。 山本氏は、教職を定年退職された後、県小豆総合事務所での職に従事し、平成9年に退職されました。 昭和30年後半に土庄町民句会『春潮吟社』に入会、昭和52年には『大鐸こだま句会』発足、平成7年に俳句初心者講座『みなんご句会』等で講師を務めるなど俳句の普及活動に尽力されました。(句集・合同句集は図書館にあります)また、平成6年にホトトギス同人に推薦され、月刊俳誌『紫?』に「小豆島文学散歩」等を書き続けられていました。
当館の記念行事にもご協力くださいました。放哉ゆかりの地(西光寺周辺)を子どもたちと巡ったり、チャレンジ教室では子どもたちに優しく分かりやすく俳句をご指導いただきました。また、この放哉だよりで尾崎放哉生誕130周年≪私の好きな句≫を掲載した際にもお力添えをいただき、無事に発行することができました。行事等では職員と作業する事も多く、優しく丁寧にご指導くださり、多くの事を学ばせていただきました。常にお気遣いいただき、本当に深く感謝しております。 いつもにこやかで、笑顔が印象的な山本さん。謹んでご冥福をお祈りいたします。
             あすは元日が来る仏とわたくし  山本照雪選(大空52号より)
  放哉は「あすは元日が来る」と、ひそかに心をときめかせている。そして結句は「仏とわたくし」。初句と、結句の重さとの対比が絶妙である。句に深みをもたらせている。病篤い放哉は、死期の早く来るのを望みながら、ほんの少し、暖かな春となって桜を見たいと思ったかも知れない。
現在、記念館・資料館では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の対策を実施しております。ご協力よろしくお願いいたします。
・マスクの着用 
・換気のため、出入り口および窓の開放。
・アルコール消毒液(館内に設置しています)での手指消毒または手洗い
・受付での記帳(住所・氏名・電話番号(緊急連絡先))
※今年度のお茶会は、現在未定となっています。開催につきましては、決まり次第お知らせいたします。
 
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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
大正13年(1924)にパリで第8回オリンピックが開催されました。放哉さん(39歳)が何か手紙に残していないかと探しましたが見つけられませんでした。。。 国勢調査(放哉だより110号)のように現在との共通点があればと思いましたが。放哉さんが身近に感じられ、また、興味深い出来事を見つけてご紹介したいと思います。(*^_^*)!

今月は、町庁舎移転に伴うシステム作業のため図書館が休館しますので、資料館も休館になります。振り替え開館がありますので、ご確認のほどよろしくお願いします。
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