第120号 2021年8月5日発行
尾崎放哉入庵記念行事  俳 句 風 鈴 展
自由律俳人・尾崎放哉は、荻原井泉水に見送られて京都を出発し、大正14年8月13 日に小豆島に来ました。井上一二を訪ね、西光寺住職・杉本玄々子の世話になり8月20日、西光寺奥の院「南郷庵」に入庵しました。(記念館は当時と同じ場所に南郷庵を復元したものです。 その日から、今年で96年が経とうとしています。"咳をしても一人∞入れものが無い両手で受ける≠ネどの句が世に知られ、種田山頭火と並び称されるようになった放哉ですが、安住の地を得られたのは、荻原井泉水はじめ、井上一二や杉本玄々子のおかげでもあります。 亡くなるまでの約8ヵ月足らずという短い期間を小豆島で過ごし、物心両面で支えられていまいた。その間に2,721句を作り、内216句が層雲に掲載されることになりました。
その日を記念し、風鈴を記念館内および敷地内に飾ります。風鈴には@放哉が作った句と、A放哉ジュニア賞特別賞・優秀賞を受賞した作品を付けます。
@小豆島で作った句の中から41句を付けます。その内、9句は自筆のレプリカです。
A放哉ジュニア賞は、第19回(19句)・第20回(20句)のものです。
毎年放哉忌での授与式後、記念館等で展示していました。しかし、昨年と今年はコロナ禍での展示となり、例年より展示期間の短縮等の対応となりました。 そのため今回、より多くの方々にご覧いただきたく、風鈴に付けることにしました。
縁側で、俳句と風鈴の音色をお楽しみください♪♪
【期 間】 令和3年8月10日(火)〜8月30日(月)
【時 間】 終日
【場 所】 小豆島尾崎放哉記念館内および敷地内

       ※天候により、場所と時間を変更します。
【問合せ】 小豆島尾崎放哉記念館 62-0037(水曜日休館)
児童・生徒のみなさんへ
第21回放哉ジュニア賞の募集が始まりました。各学校にお知らせしています。土庄町だけでなく、郡内すべての小学生・中学生が対象です。放哉さんの自由律俳句を知るきっかけに、風鈴を見に記念館へお越しください(^^♪
現在、記念館・資料館では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の対策を実施しております。ご協力よろしくお願いいたします。
・マスクの着用 
・換気のため、出入り口および窓の開放。
・アルコール消毒液(館内に設置しています)での手指消毒または手洗い
・受付での記帳(住所・氏名・電話番号(緊急連絡先))
※今年度のお茶会は、現在未定となっています。開催につきましては、決まり次第お知らせいたします。
 
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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
朝日新聞(6月13日付)に土庄町・丹生裕子さんの句が選ばれ、掲載されました。

藤の花今真っ盛り南郷庵放哉在りし日の偲ばるる

藤の花は4月下旬から5月上旬が見頃で、薄紫色をした美しい花です。丹生さんは記念館の藤棚を見てこの句を詠まれたそうです。8月中はこの句の短冊を記念館に展示していますので、是非ご覧ください。
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