第123号 2021年11月5日発行
南 郷 庵 に 入 庵 す る ま で
南 郷 庵 に 入 庵 す る ま で B
また、一二は放哉が訪れた時の事を 『大正十四年の夏一日放哉坊浴衣一枚扇子一本 風呂敷包み一つを持ちて飄然として来りわが小豆島に安住の地をば求めんという  迂生 一句 あたままろめてきてさてどうする 相顧みて呵々大笑』と書き記しています。(※この色 紙は館内に展示し、前庭に碑を建立しています。)
 一二が放哉に空いた庵が無い事を伝えると、放哉は18日の船で台湾行きを決め、その日 の内に井泉水に手紙を出しました。ところがその晩、玄々子から「近く庵が1つ空く見込―」との連絡がありました。翌8月14日、一二から、「讃岐国分寺の童銅龍純和尚は風水学の権威、自分も信仰しているので一度見て貰ったらどうか」との勧めで訪問しています。これについて井泉水に宛てた手紙に 「……小生ガ、井上氏宅ヲ訪問セシ日ハ、小生ノ星トシテハ、「八方フサガリノ日」ナリシニモ不拘、夜ニナリテ西光寺ヨリ、庵アル事ヲ知ラセ来リ、タメニ台湾行キヲ中止ノ形勢トナリシ事、小生ガ、従来、正直ニシテ、人ニ対スル、アハレミ深ク、ウソヲ付カヌ……ソレガ遠因トナリテ、忽然トシテ暗中一炬路(炬路)ヲ見出セシ也……」と書いています。
 そして8月16日夜、西光寺を訪問し、8月20日小豆島霊場第五十八番札所西光寺 奥の院「南郷庵」に入ることになりました。主食や味噌、醤油、薪炭などは一二が、蒲 団・蚊帳・鍋釜など生活用品は西光寺から運ばれました。
・・・・・・続く。





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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
第21回放哉ジュニア賞!
もうすぐ締め切りです!!

主催:「放哉」南郷庵友の会、小豆島尾崎放哉記念館
対象:郡内の小中学生および鳥取市立修立小学校
締め切り:2021年12月15日(水)必着

第5回尾崎放哉賞!
もうすぐ締め切りです!!

   主催:自由律俳句結社『青穂』
   対象:一般の部・高校生の部
   締め切り:2021年11月30日(火)必着
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