第126号 2022年2月5日発行
入 庵 食 記
       『令和3年度尾崎放哉生誕記念行事・放哉講話』中止のお知らせ
2月11日(金)に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大によるまん延防止等重点措置(1月21日〜2月13日)が適用されましたので、中止とさせていただきます。 ご参加予定の皆様にはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
ご理解賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
                                小豆島尾崎放哉記念館 館長
放哉が入庵後に書いた『入庵食記』には、その日の体調や食事、天候などがほぼ毎日記されています。(記念館に入ってすぐ、屏風にしたものを展示しています。右の写真は入庵食記と書簡をもとに再現した生誕日の食事です。)
 その中から大正15年2月の様子を読んでみると・・・「風」、「烈風」、「冷たし」、という言葉の間に〈暖〉〈暖也〉〈上天気〉がよく出てくるようになり、 春の訪れが少し感じられます。
風は12月から吹き出していたようで、特に烈風又烈風暴風又暴風が多く、寒くても 風ガナイ方ガドンナニヨイカ分ランともありました。 とは言え、体調も徐々に悪化していた中、外出の機会もあまりなかったはずなのに、なぜ風がそんなに嫌なのか???それは南郷庵の造りに関係していたようです。
『・・・西北一面ニ開いてるたんぼの風がモロニ吹き付けるのですから、ソレニ庵の中ハ荒壁半分天井無しと来てますから、 風は、ドコからでもえんりょ無く、ヒューヒュー入つてきます、……実ニコノ毎日毎日昼も夜もブツ通しで根気よく吹く烈風と、其の寒いのには、……放哉ホントに、ちゞみ上つて居ります。・・・』 これは井上一二さんに宛てた手紙の一部抜粋ですが、ほかの知人らにもこのような手紙を書いています。この一文から想像するだけでも、ものすごく寒そうな、冷たそうな様子が見て取れます。 このような中でどんな俳句を詠んでいたのか、また、背景を知ることで俳句の鑑賞も違ってくるかもしれませんね。
現在、記念館・資料館では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の対策を実施しております。ご協力よろしくお願いいたします。
・マスクの着用 ・換気のため、出入り口および窓の開放。
・アルコール消毒液(館内に設置しています)での手指消毒または手洗い
・受付での記帳(住所・氏名・電話番号(緊急連絡先))
 
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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
☆第21回放哉ジュニア賞☆
今回もたくさんのご応募ありがとうございました!現在、選考委員による選考中です。大人では気付かないような視点から捉えた力作ばかりで、いつも驚かされ&とても癒されています。
4月7日(木)の放哉忌で表彰式を行います。発表まで、もうしばらくお待ちください☆彡
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