第129号 2022年5月5日発行

放 哉 忌
96回忌となる4月7日の『放哉忌』に約30名が参加し、放哉を偲びました。 今年も規模を縮小し、参加者全員に検温や消毒、健康チェックシート、マスクを着用した中での開催となりました。 西光寺本堂での読経前に、昨年、備前焼陶工・森本道明氏より寄贈された抹茶碗でお茶を供え、その後共同墓地にある墓にお参りしました。 放哉の好きだった桃の花とお酒を供えました。午後からはジュニア賞授与式が行われ、児童・生徒に賞状等が授与されました。
また、町立図書館では土庄町大部出身の画家・山口実氏が所属するグループの巡回展第7回 自由律の俳人尾崎放哉との対峙 12名による絵画・彫刻展が開催されており、放哉句を其々の視点で捉え、表現された作品を鑑賞することができ、放哉を多方面から 感じることができました。
※放哉ジュニア賞の優秀賞受賞自筆短冊を5月8日(日)まで記念館、5月10日(火)から5月27日(金)まで中央公民館ロビーに展示しています。


      第五回尾崎放哉賞 
         自由律俳句結社「青穂」主催
【一般の部】
尾崎放哉大賞
蝉時雨浴びて秘密基地の入り口    大川久美子
春陽堂賞
選ばなかった道が交わる       伽瑤
優秀賞
  二年会えなかった父の薄いまぶた   木村恵子
  レモンどこまでころがる冬陽の片隅  重富佐代子
  年ごとの色を重ね私の海が凪ぐ    丹村敦子
  レシートを栞にして読み終えた    堀 将大
  旅の空何も決めず酔っている     野谷真治
【高校生の部】
最優秀賞
ページをめくる音はしだいに雨と重なった  細井美涼

「尾崎放哉賞」は、放哉の愛した自由律俳句の魅力を世に広め、多くの方々に自由律俳句に親しんでいただくことを目的として自由律俳句を公募し、青穂の大会で表彰を行うものです。どうぞふるってご応募ください。お待ちしております。
           「青穂」代表 小山貴子
           尾崎放哉賞実行委員会事務局 西川 勝
現在、記念館・資料館では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の対策を実施しております。ご協力よろしくお願いいたします。
・マスクの着用 ・換気のため、出入り口および窓の開放。
・アルコール消毒液(館内に設置しています)での手指消毒または手洗い
・受付での記帳(住所・氏名・電話番号(緊急連絡先))
 
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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
瀬戸内国際芸術祭2022会期中、作品鑑賞パスポートのご提示で記念館・資料館の入館料は半額になります。
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