第141号 2023年5月5日発行

放 哉 忌
98回忌となる4月7日(金)、放哉忌が営まれました。放哉を偲び、友の会会員ら約30名が出席しました。
午前中は西光寺本堂で読経し、木簡・焼米焼豆等が供えられました。(※焼米焼豆は放哉が南郷庵で食べていたものを再現したものです)『放哉甚句』も披露されました。 その後、共同墓地にある墓にお参りし放哉が好きだった桃の花とお酒を供えました。
午後からは、『朗読会』『座談会』が行われ、書簡などから放哉や支援した人々の心情を読み解きました。会員による朗読が披露され、日本放哉学会の小山貴子さんに解説していただきました。 井上一二と杉本玄々子が放哉の来島を断ろうとしていた矢先、その返事を待たずに小豆島に来てしまった放哉。支援者それぞれの立場も踏まえながら、意見を述べ合いました。
   その後、第22回放哉ジュニア賞の授与式も行われ、808名1,525句の中から20名が優秀賞に選ばれました。
第六回 尾崎放哉賞  自由律俳句結社「青穂」主催
一般の部
【尾崎放哉大賞
母の内にあるダムの静けさ        兵庫県 田中 佳
【春陽堂賞】
和音のように揺れあって光は春になる   栃木県 久我 恒子
【優秀賞】
筆の先で少し滲んだ戦争         茨城県 一本槍満滋
本当のことわからないまま散り始める   山口県 富永 順子
  会議前のコピー機から生まれたての体温  東京都 こね鉢
母の顔になった妻と笑う乳の匂い     東京都 さいとうこう
マーマレードが朝の蓋を開ける      京都府 楽遊原
高校生の部
【最優秀賞】
フラスコの中ぎゅうぎゅうの都会     信田 龍之介
「尾崎放哉賞」は、放哉の愛した自由律俳句の魅力を世に広め、多くの方々に自由律俳句に親しんでいただくことを目的として自由律俳句を公募し、青穂の大会で表彰を行うものです。どうぞふるってご応募ください。 お待ちしております。
「青穂」代表 小山貴子
            尾崎放哉賞実行委員会事務局 西川 勝
 
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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
放哉ジュニア賞優秀賞作品展開催中
5月7日(日)まで記念館で展示し、9日(火)から26日(金)まで中央公民館ロビーで行います。
友達や家族、他校生の作品を是非ご鑑賞ください。
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