第154号 2024年6月5日発行

尾 崎 放 哉 賞
第七回 尾 崎 放 哉 賞
    主催・自由律俳句結社 青穂(代表 小山貴子)
【一般の部】 尾崎放哉大賞 月を青くして誰もいないふる里 いまきいれ尚夫
優秀賞  大人びてゆく液晶のなかの教え子     明  大
 墓にまっすぐ見られながら立ち去る    楽 遊 原
 バス停に子を降ろして稲刈機は去る    田畑 剛
背中の淋しさを見られながらおいとまする 久光 良一
秋がこぼれきって葉の先         古関 聰
春陽堂賞  両手の団栗こぼしながら駆けてくる 宮澤省子
【高校生の部】 最優秀賞  同じ世界を見るために少し猫背になる 遠藤涼太
〈問い合わせ〉   ホームページ http://www.housai―shou.com/ メールアドレス hosaisan581@gmail.com
電話番号 06‐6844‐1719(小山貴子)
※投句された全作品は「青穂」に掲載されています。 ※第八回尾崎放哉賞作品募集要項は記念館にあります。
第23回放哉ジュニア賞優秀賞受賞作品展(4月7日〜5月24日まで開催)
●放哉だより発行日 
□記念館休館日 
□資料館休館日 皆(みな)さんの作(さく)品(ひん)を見(み)て、それぞれどのような事(こと)を感(かん)じましたか?より多(おお)くの作(さく)品(ひん)にふれることは俳句(はいく)の上達(じょうたつ)に繋(つな)がります。この句は何(なに)を表現(ひょうげん)しようとしているのか、言(こと)葉(ば)の使(つか)い方(かた)や選(えら)び方(かた)など、自身(じしん)が俳句(はいく)を作(つく)るときの知識(ちしき)を増(ふ)やすことができます。これからも是非(ぜひ)、たくさんの俳句(はいく)を鑑賞(かんしょう)してみてください。次(じ)回(かい)もふるってご応(おう)募(ぼ)ください。お待(ま)ちしています。
 
 
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紫色字 記念館休館日
茶色字 資料館休館日
総評選者・
「放哉」南郷(ご)庵友の会 三枝(断)水)氏
NHKの大河ドラマ「光(る君)へ」が始まりました。「源氏物語」の作者、紫式部(むらさきしきぶ)が主人(しゅじん)公(こう)です。まだ始(はじ)まったばかりですが、式部(しきぶ)が御簾(みす)の影(かげ)に隠(かく)れて和歌(わか)を代作(だいさく)するアルバイトをしているのが何(なん)とも愉快(ゆかい)でした。色々(いろいろ)な制約(せいやく)があるから出(で)来(き)る作(さ)業(ぎょう)でしょうか?放哉ジュニア賞の応(おう)募(ぼ)には使(つか)えない手です。感(かん)じてすぐ、ストレートに詠(よ)むのが自(じ)由(ゆう)律(りつ)俳(はい)句(く)のコツだからです。ズバリと言(い)い放(はな)つのがキモです。むかし、「一言居士(ひとことこじ)」という人(ひと)たちがいました。的(まと)を射(い)た警(けい)句(く)を発(はっ)する人(ひと)のことでした。 ピシャっとした大胆(だいたん)な発言(はつげん)にシビレました。 目(め)からウロコの発想(はっそう)(俳句)を期待(きたい)しています。 がんばれ!放哉ジュニアっ子!
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