放哉講話『放哉の育った地・鳥取から一高・東大へ』
〈講師〉北尾泰志氏(中学校教諭・鳥取地域史研究会員)
〈日時〉平成29年1月22日(日) 午前10時〜11時30分
〈場所〉中央図書館 多目的室
放哉のふるさと・鳥取県から北尾泰志先生をお招きし、今まであまり語られる事のなかった「学生時代の放哉」について、お話しいただきました。《鳥取一中・一高・帝大に進学するまで》を、北尾さんのこれまでの研究資料をもとに、詳しく解説してくださいました。 |
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尾崎家は鳥取県士族の家柄で、父信三は鳥取地方裁判所の書記を務めていました。
放哉が中学時代(明治30年頃〜)、学生の割合は士族と平民の数が半々から徐々に平民が増え始めていました。また、鳥取市以外からの入学者も増加していました。
そんな中で、士族ではあるが新しい多様な価値観を有していました。 |
『家』によって『役』が決まっていた父の世代から、『家柄にとらわれず、自分の将来を選ぶことが出来る=将来を選ばなければならない』という明治の第二世代を生きていた学生時代。
そのような背景の中、当時の書簡や随筆・友人との関係性も交え、進路・将来へ悩むの放哉の思いなど、お話しいただきました。県内外から約40名が出席し、熱心に耳を傾けました。
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放哉講話開催にあたり、鳥取市から観光マップ等のセットを多数ご提供いただきました。
当日に配布し、また、『放哉の小径』『放哉碑林(句碑マップ)』などの展示を行いました。記念館にありますので、ご覧になりたい方はご来館ください。 |