第67号 2017年3月5日発行
放哉 X 女子
 記念館を訪れる方や放哉ファンの方は、老若男女・ジャンルを問わず・俳句をするしないに拘わらず、様々です。しかし男女比で見てみると・・・男性ファンの方が多いんです!寅さんやピースの又吉さんなど、著名な方々からも支持されています。また、これまで開催した行事・イベントでも男性に多くご参加いただきました。そこで今回!初の試みとして、女性からみる放哉の魅力・人間性に迫ってみたいと思い、30〜40代女性の皆さんにお集りいただきました 。
 
〈日時〉平成29年2月22日(水)18時30分〜20時30分 〈場所〉小豆島尾崎放哉記念館

コーディネーターに小山貴子さん(※)をお招きし、最初に『放哉』『俳句』に対するイメージを伺いました。
・暗い・寂しい・悲しい・酒のみ・学生時代に習ってはいないけれど、何故か記憶にある人・初めて俳句を見た時は衝撃だった・俳句にも他人に対しても、どうしてそんなに自分をさらけ出せるのか・放哉の顔写真の印象しかないので、病的・情けない人なのか素敵な人なのか・などなど・・・
 妻と別れ(別居)、お酒も止められず、好きな俳句を続ける事ができたのは、友人や周囲の人たちの多大なる支援があったからです。その関わり方について小山さんは「放哉は1対1の関係を築いていた。そのため、相手は自分が支えなければという気持ちになったのでは?親分肌で放哉を助けられるのは自分しかいないと思っていたんでしょう。そのような所が男性から支持される点ではないでしょうか」と、解説。
また、学生時代にお付き合いをしていた沢芳衛さん、妻の馨さんについてのエピソードも披露していただき、参加者は「もし自分が奥さんだったら?」「彼女だったら?」など自由に意見を出し合い、和やかな雰囲気で約2時間を過ごしました。
次回は3月22日(水)18時30分からです。まだ少し余裕がありますので、記念館にお問い合わせください。「放哉も俳句もよく分からないけど...興味はあるなぁ」と思っている初心者の方も是非どうぞ!お待ちしています。小豆島尾崎放哉記念館?0879-62-0037

※小山貴子氏
日本放哉学会会員、自由律俳誌『青穂』主宰
  ・著書『暮れ果つるまで 尾崎放哉と二人の女性』『自由律俳誌「層雲」百年に関する史的研究』
 ・『放哉全集』編集委員 ・『郷土出身文学者シリーズ(1) 尾崎放哉』共著 ・『層雲』『放哉研究』等に多数発表
〜放哉忌のご案内〜
《日時》平( )成29年4月7日(金)10:30〜14:30
《日程》10:30 法要(西光寺)
11:00 墓参・記念館見学
11:30 昼食(会員・関係者のみ               西光寺客殿)
12:30 講演(西光寺客殿)
「放哉さんとの出会いの中で」
〜井上一二さんの世界〜
講師:「放哉」南郷庵友の会幹事
             森克允氏
14:00 放哉ジュニア賞授与式
           (西光寺客殿)
    14:30 終了
《問い合わせ》「放哉」南郷庵友の会事務局(西光寺内)Tel 62-0327
小豆島尾崎放哉記念館 Tel 62-0037
大勢の方の参加をお待ちしています。
ジュニア賞受賞者の保護者の方も是非お越しください。
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赤色 放哉だより発行日 紫色 記念館休館日 
茶色 図書館休館日
今月のお茶会日は19日、八木寿光先生です。
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