第68号 2017年4月5日発行
放哉 X 女子
 前回に引き続き、小山貴子さんをコーディネーターとしてお招きし、第2回目を開催しました。  第1回目は皆さんが持っている放哉に対するイメージから、小山さんに解説していただきました。今回は「自由律俳句」をテーマに、俳句鑑賞と句作に挑戦しました。

〈日時〉平成29年3月22日(水)18時30分〜20時30分 〈場所〉小豆島尾崎放哉記念館
まずは俳句鑑賞。
放哉の句に対して意見を出し合いました。
『墓のうらに廻る』
・「墓」というのは、墓石の事なのか?墓地全体を意味しているのか?
・なぜ「後ろ」ではなく「うら」と表現しているんだろう。
・一般的にお墓参りをする時は、前に立ち手を合わせる。「うらに廻る」というのは、何か正面から向き合う事が出来ない気持ちがあったのではないか?  
・特定の人のお墓を参っていたのではないか?そうでないとお墓の裏側まで見ないのでは?
その他、『三味線が上手な島の夜のとしより』など小豆島での生活を連想させる句についても鑑賞しました。
 その後、事前に作って来た自作の俳句を披露し互いの作品を鑑賞しました。ほぼ初心者でしたが、日常の出来事や身の回りの風景、これまでの思い出などを上手く表現していました。小山さんからのアドバイスもあり、参加者は「これからも自由律俳句を続けてみたい」「制限がなさ過ぎて難しいが、面白かった」と感想を述べました。
★参加者の作品★
・ダメ男といわれた放哉の夜が灯る 
・放哉に光をともす潮騒の夜 
・真っ暗梅の香る雨夜 ・静かな外灯の下狸が行く 
・ふくらむつぼみ楽しみな朝 
・窓がなる雲が走る ・同世代思っていたのは私だけ 
・一つ持つと一つ忘れる 
・ただ眺める茜色の海
 第16回放哉ジュニア賞
 優秀賞受賞作品展

 応募数1,260句!の中から選ばれた優秀賞15名の自筆 短冊を展示します。また、各賞受賞作品集もあります。 心温まる句やおもしろい句、楽しい句など、子どもたち  の視点で捉えた日常が上手く表現されています。是非ご覧 ください。
4月7日(金)〜4月21日(金) 中央図書館
4月23日(日)〜5月7日(日)
 小豆島尾崎放哉記念館
5月9日(火)〜5月19日(金)
 中央公民館1階ロビー
※授与式は4月7日(金)放哉忌(西光寺客殿)で行いま す。受賞者の保護者の方も是非お越しください。
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平成29年度のお茶会は、5月からスタートです。開催日は、来月号でお知らせします。
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