第71号 2017年7月5日発行

今月のお客様
 一燈園中学校のみなさん(修学旅行12名) 一燈園は明治37年西田天香によって創始。その後、大正13年には燈影塾が創設され、一燈園中学校の前身とされています。

『一燈園』は、大正12年放哉が朝鮮の保険会社を辞め帰国したあと、放浪生活の最初に訪れた場所です。
一燈園とは???
主宰 西田天香
場所 京都市左京区鹿ケ谷(現在は山科区四ノ宮へ移転) ・山の中腹にポツンと1軒建っている
動機 きっかけ これまで、借金や酒などで友人・親戚に迷惑をかけ、さらに病気を患った事で、借金返済がままならなくなった。事業を起こそうにも体力の限界を感じ、少しでも社会奉仕?が出来ればと考え、寺男として生きていくことを決意した。 一燈園を主宰する西田天香の著書『懺悔の生活』に共鳴?し、放哉の求めていた「懺悔?」「報恩?」の目的を叶えるにふさわしい場所だと思った。
期間 期間 大正12年11月23日から大正13年3月
在園者 毎日、去る者あり来る者あり、常に平均男女合わせて30人〜40人
1日の生活 朝5時に起床→掃除→道場で約1時間の読経→各自その日の托鉢先へ→朝食をいただき、1日仕事をし、夕飯をいただく→帰園→約1時間の読経→就寝
托鉢 草むしり ・障子貼り ・大掃除 ・引っ越しの手伝い ・炭切り ・薪割り ・便所掃除  ・広告配り 等々
去った理由 園での托鉢は力を必要とする仕事が多く、朝鮮に居る時に肺を患って(左湿性肋膜炎)いた事もあり、体が続かなかった。
1.多くの人の上に立ち、中心となって物事を行うこと/2.自分にとっての利益や名誉を無視して社会のために尽くすこと 3.他人の考え・行動に同感し、自分も仲間に加わってやってみようという気持ちになること/4.過去の罪や過ち(まちがい)を、悔い改めること/5.他人から受けたこと(もらったもの)に対して、それに見合うようなことをして(ものを)返すこと
お知らせ

記念館で新しくグッズの販売をすることになりました! 小豆島出身の張り子作家・石川真奈美さんの作品です。和紙を張り 合わせて作る張り子。1つ1つ手作りなので、顔や形が違います。 2種類あり、【左】は放哉を模り、手に短冊を持っています。色: 青系/句:入れものが無い両手で受ける/大きさ:縦5p×横5 p×高さ8p。【右】はダルマの胴体に俳句が書かれています。色: 赤/句:咳をしても一人/大きさ:縦5p×横5p×高さ5p。
価格は各1,080円です。
   
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赤色字 町広報発行日 紫色字 記念館休館日 
茶色字 図書館休館日 
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