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第一回尾崎放哉賞はあと1ヶ月で締め切りとなります。 日頃何気なく当たり前にしている事や物、風景などに目を向けてみませんか? 少し気が早いですが、今年1年を振り返ってみるのはどうでしょう。2017年、心に印象深く残っている出来事は?また、年内にやり遂げておきたいことなどなど。 この機会にぜひ、ご自身の思いを自由律俳句に込めてみませんか。
【対象】高校生以上(一般の部・高校生の部)
【投句料】2句1組で2,000円(高校生は無料)
【問い合わせ】ホームページ http://www.hosai-seiho.net/ メールアドレス support@hosai-seiho.net |
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「放哉」南郷庵友の会と自由律俳誌「随雲」(現在の「層雲」)の共催で制定された『放哉賞』は平成26年・第16回をもち、休止となっていました。それから3年を経て今年、『尾崎放哉賞』が制定されました。主催は自由律俳句結社『青穂』(代表・小山貴子さん)です。
先日の四国新聞に掲載(10月24日付)された「「放哉賞 新たな形に」」。 放哉研究家である小山さんと故井上泰好さんは生前、親交を深め互いに放哉顕彰活動に尽力されてきました。友の会役員の中心となり、献身的な努力を続けてこられた「井上さんの思いを受け継ぎたい」との思いから、『放哉賞』が『尾崎放哉賞』として新たなスタートを切る事となりました。
是非ご応募ください。
※なお、第1回〜16回までの放哉大賞作品はこれまで通り、記念館でご覧(らん)いただけます。 |
11月に入り、紅葉の時期になりましたね。寒霞渓山頂付近は、色付きが進み色のグラデーションが徐々に広がり、山頂より標高の高い四方指からの紅葉は見頃だそうです。残念ながら放哉はこの景色を見ることは無かったようですが。 山に登った句と言えば山に登れば淋しい村がみんな見える≠ニいう作品があります。この句にある山≠ヘ南郷墓地の山を示していると言われています。そしてこの句、皆さんはどのように読みますか?
山に登れば淋しい、村がみんな見える∞山に登れば、淋しい村がみんな見える≠アのように、区切る箇所によって意味合いが変わりますよね。いろいろな解釈があると思いますが…、この山に登って放哉が見た風景をご覧になってみてください。山から見渡す町並みや家々、その中にある南郷庵(現・記念館)、また遠くに見える海など。南郷庵で生きた放哉に思いを馳せ、この句をもう一度鑑賞してみてください。最初とは違った何か?!を、感じとれるかもしれません。 |