枯枝ほきほき折るによし
この句は、放哉の俳句です。さみしい∞暗い≠ニ言われがちな放哉の俳句ですが、
これは、どのように感じられますか?落ちている枯枝をふと拾い、ふと折ってしまった。すると、思っていたより簡単に折れてしまった、のでしょうか。しかし、それを≪よし≫と感じ、
子どものようにキャッキャッと楽しんで繰り返していた・・・とは少し考えにくいですね。枯枝を折るという行為に、自分は何をつまらないことをしているのかと思ったかもしれません( )。
また、≪ほきほき≫という言葉が≪枯枝≫を強調しているようで、秋から冬の時期ではないかと想像できます。何ともいえない味わいのある表現です。放哉はどんな気持ちでこの句を詠んだのでしょうね。 |
記念館裏庭に大きな桜の木があります。10月下旬から、落葉がどっさり。あと少しですべて落ちてしまいそうです。紅葉を楽しむとき、山全体の色付きを眺め写真におさめたり、きれいに染まったもみじやイチョ
ウの葉を手にとったりしますよね。では、その匂いを嗅いだことはありますか?桜の落葉を掃き集めていると、とてもいい
香りがします。雨に濡れた翌日は、さらにいい香りが。桜餅のにおい(^u^)。機会がありましたら、ぜひ一度香りも楽しんでみてください。ちなみに、先月末の西光寺のイチョウの木、鮮やかに染まってとても綺麗でした。
イチョウの葉の匂いは 感じませんが銀杏(ぎんなん)は独特の香りがしますね(^-^;)。 |
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尾崎放哉生誕記念行事・放哉講話
尾崎放哉と種田山頭火
自由律俳人・尾崎放哉(本名:秀雄)は明治18年1月20日、鳥取市で生まれました。その日を記念し放哉講話を開催します。講師に、山頭火ふるさと館の西田稔館長をお招きします。
【日にち】平成31年1月20日(日)
【時 間】13時30分〜15時
【場 所】中央公民館2階 中会議室
【対 象】小学生から一般 【入場料】無料
【申し込み・問い合わせ】 小豆島尾崎放哉記念館(水曜日休館) 62−0037
※1月18日(金)までにお申し込みください。 |