第97号 2019年9月5日発行
南 郷 庵 入 庵 日(3)
尾崎放哉入庵記念日
 今年で3回目となる俳句風鈴展を開催しました。
放哉の代表句とされている
咳をしても一人
入れものが無い両手で受ける
以外の句を、 多くの方々に知っていただきたいという思いから始めました。今回は初企画として、来館者の方々のコーナーを設け、短冊に俳句を書いていただきました。 俳句経験者をはじめ、未経験者や小中学生の子どもたちが自由律に挑戦しました。小学生から70代の方まで、小豆島の旅の思い出や、夏にちなんだ句などを詠みました。 子どもたちは、可愛いイラストも添えて書き上げていました。特に未経験者の方は「ツイートみたい」「ちょっと長すぎるかもー(^_^;)」「表現って難しい・・・」など、 悪戦苦闘しながらも楽しんで句作に励まれていました。予想以上の方々に俳句を作っていただいたおかげで、風鈴展も一層賑やかなものになりました。 ありがとうございました。


≪句会30回記念 小豆島吟行≫
兵庫県から、男性5名のグループがお越しくださいました。いつもは10名程で須磨寺境内(須磨寺は、放哉が堂守として生活していた場所です)で句会を行っており、 今回300回記念!という事で、小豆島吟行を企画されたそうです。全70代で、なんと!小学生の時から50年以上のご友人!投句することが1番の目的ではなく、楽しく時間を過ごし、 その中で俳句を作っているとのことでした。20代の頃に放哉を知り、40代で俳句を始め、退職された頃から、この句会を始め1年間に4回集まっているそうです。
裏庭の桜の下で、軽食をとりながら約2時間過ごされました。
※「吟行」とは、俳句や和歌を作るために、景色の良い所や名所・旧跡などに出かけていくこと。
須磨寺(真言宗須磨派大本山)での放哉さん
場所 神戸市須磨区須磨寺町 境内も広く、「須磨のお大師さん」として関西では名が知られているため、参拝客も多い
期間 大正13年6月〜大正14年3月
きっかけ 一燈園で知り合った住田蓮車の紹介
1日の生活 ・朝5時から夕方6時まで1日中座って番をする
・大師堂で蝋燭を売り、おみくじを引かせる
・蝋燭を立て、「お?一ッチョウ―先祖代々家内安全―」と、鉦を叩く
俳句 こんなよい月を一人で見て寝る/たった一人になりきって夕空
 
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青色字 お茶会日
赤色字 町広報・放哉だより発行日 
紫色字 記念館休館日
茶色字 図書館休館日
特別整理期間(蔵書点検)のため、町立中央図書館および土庄町尾崎放哉資料館は9月2日(月)〜7日(土)まで休館いたします。
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