小豆島の秋と言えば・・・寒霞渓!と言えば、紅葉!!紅葉狩りに行ったことのある人は多いと思いますが、その昔、多くの文人俳人たち(成島柳北、徳富蘇峰、正岡子規、河東碧悟洞、荻原井泉水、種田山頭火など)も寒霞渓に登っています。また、松尾芭蕉や正岡子規らの句碑が建立されています。芸術の秋・スポーツの秋にちなみ、寒霞渓を散策し句碑めぐりしてみるのはいかがですか。紅葉で一句詠んでみるのもいいですね(*^_^*)では、以下『名勝寒霞渓に登った俳人たち』を引用し、一部ご紹介します。
荻原井泉水 井泉水は生前8回も小豆島を訪れ、そのいずれも寒霞渓に登っている。また大正15年11月発行の「神懸名勝案内」には冒頭に井泉水の「神懸には三たび遊んだ。初めは若葉の頃。三度目は同じ初夏に遍路として…」云々の序文を寄せており、井泉水、一二、放哉句も掲載している。
『岩に据えて瓢すわりよき山の旅(四望頂)』 『遍路の杖にこちこちと鳴りて岩やま』
なお井泉水最後の来島は昭和41年5月で、この時も一二と共に寒霞渓に登り、猿の句を10句作っている。
『猿のあそぶ島にもわたり旅の一日は』
『猿とたわむれる猿年われの老いて楽しく』
『猿の手はぬくし手から手へ豆をやるとて』
『松が枝の猿は手をかざし四国が見える』
種田山頭火 山頭火がはじめて小豆島を訪れたのは昭和3年7月で放哉墓参。2回目は昭和14年10月。22日付の木村緑平宛ハガキ「―昨日高松より土ノ庄へ、西光寺で泊めていただきました。今朝ハ放哉坊の墓を展し、そして寒霞渓を観賞いたしました。明日高松へ引き返します―」とある。駕
寒霞渓へ 10月22日・10月23日
『をんなは駕でをとこは馬で紅葉ちらほら』 『岩が岩にころげさうな雑木もみづる』
山頭火は10月24日朝、西光寺の杉本玄々子に葉書に寒霞渓―
「涸れて石ごろごろの秋」「谷は暮れ早い猿が鳴いて」
と書き残し、笠を手にして雨雲の晴れ切らない空を仰ぎ「お世話になりました」と挨拶し、法衣の淋しい背をむけてスタスタとこれが最後の四国遍路の旅に出た。駕 |
もうすぐ締め切りです!!!
1月30日(木)必着!『第3回尾崎放哉賞』
主催:自由律俳句結社『青穂』
対象:一般の部・高校生の部
12月15日(日)必着!『第19回放哉ジュニア賞』
主催:「放哉」南郷庵友の会、小豆島尾崎放哉記念館
対象:郡内の小中学生および鳥取市立修立小学校
今年5月に"平成"から"令和"に改元しました。 平成31年の元日とはまた違う、新たな気持ちで"令和"のスタートを切った人も多(おお)いのではないでしょうか。「○○○を始めてみよう!」「もう1回やり直してみよう!」そんな気になりますよね。
節目というのは、自然と気持ちが上向きになる良いきっかけです。今しかない、そんな気持ちを記録しておくのもいいですね。
写真や動画ももちろん大切な思い出になりますが、その時の気持ちを、自分で書いた文字で残すことも、きっと大切な記念になりますよ。
令和の記念に1句(^―^)☆彡 |
瀬戸内国際芸術祭2019が、11月4日に閉幕しました。記念館は割引協力施設としてお客様をお迎えしました。"尾崎放哉"や"自由律俳句"をまったく知らなかった方々に来ていただける、良いきっかけになりました。ありがとうございました。
これを機に、少しでも興味を持っていただけていれば、嬉しく思います。また、そう思っていただけるよう、今後も小豆島の魅力の1つとして、"放哉さん"を発信していきたいと思います。
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