撮影研究室

(13)切り絵密着写真

 印画紙の上に切り絵のネガを密着、感光させると、
 バッチリオリジナル写真が!(^^)!

     ※印画紙は低感度のものが取り扱いやすい。


 その昔、フィルム写真の写り具合を「べた焼き」で確認していた。ネガの代わりに手作りの切り絵を置いてみたところ、おもしろい作品ができたので紹介します。       
  切り絵のネガ オリジナル写真


必要なもの

  1. ネガ作り(切り絵)
    • 黒い画用紙
    • カッター、カッター敷き、はさみ
  2. 写真作り
    • 印画紙(低感度のものがいい。利根WP/MF3など)
    • 現像液、定着液


実 験

実験操作

  1. ネガ作り(12cm×8cm)  白黒反転に注意
    • 黒い画用紙をカッター・はさみで切り、切り絵(12cm×8cm)を作る。

      写真では、切り絵の黒い所が光があたらないので白くなり、切り取った所が光があたるので黒くなる。

    • 白紙に鉛筆・マジック等で絵を描いてもかまわない。


  2. 印画紙の感光(夜行えばOK)
    • 暗室(印画紙の感度が低いので薄明かりはかまわない)で印画紙の上にネガ(切り絵)を置く。
    • 3秒程度蛍光灯をつけ、消す。


  3. 薬品処理(電気を消した状態)
    • 現像液(2分程度 数秒すると像が浮かび上がってくる)
    • 定着液(2分程度)
    • 水洗い(しっかり洗わないと後で色ムラになる)
    • 乾 燥(立てて乾かすとよい)


生徒の作品 生徒の作品 生徒の作品


ネガ 被写体と明暗が逆になった画像(光が当たった所が黒くなるため)
ポジ ネガのネガで元に戻る

(2017/6/7、TAKA)

三高土曜公開実験(1998年度)で発表したものを一部改訂しました。


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