科学の色

前方後円墳?2

 ジャンクマウスを分解して、ビックリ。かなり精巧だ!

 目的の前方後円墳の部分は、マウスの中央部。「方」のところにLEDと平行四辺形のプリズム。 「円」のところにはレンズとセンサー。プリズムとレンズは、アクリルで一体成型されている(下写真右の白っぽいところ。光が通過するところはクリア)。

光学マウス分解(上から) 光学マウス分解8下から)


 下図左のように、LEDから出た赤色光は平行四辺形プリズム(光路を長くするため?)を通過し、マウスパッド等で反射、センサーで反射光の変化を読み取るようである。

 ここで問題は、センサーの設置しやすさのためであろうが垂直に反射した光を受光していることである。表面が粗い面であれば問題なく受光できるが、ガラス面等つるつるした面では、うまくマウスポインターが動いてくれない。 

青色式光学マウス


 従来の光学マウスの弱点と改善したのが、レーザーマウス。 位相をそろえ干渉しやすくすることにより、反射面の変化を検出している。従来型に比べて読み取り精度が著しく向上した。 (レーザーとは、位相がそろった光線のこと。レーザーマウスが「短波長なので高精度」の説明は誤りであろう。ロジクールのレーザーマウスのセンサー部には、848nmと表記している)

 さて最新の青色式光学マウス。青色はまさに「短波長なので高精度」に加えて、上図右のようにセンサーを傾けることにより、ガラス面等のつるつるした面の反射光を十分にキャッチできる工夫が見られる。

 また、青色が何となく神秘的でかっこいいことに加えて、マウス電源の切り忘れ防止に効果があるかもしれない。(レーザーマウスの赤外線は目に見えないので、マウス電源の切り忘れがしばしばあった)

(2009/11/15、TAKA)

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