ベンガラ

アカ、閼伽、aqua

 尊敬するA石先生は雑学マニア(^o^)。ベンガラや朱の話を持ちかけたところ、数日後、

「日本語の『アカ』は、梵語(サンスクリット)の『水』から来たのでは・・・?」

怪しげな電子辞書を片手に、TAKAに話しかけてきた。『閼伽(アカ):水』となっているが、水はどちらかと言えば青いし、少し考えすぎ・・・。

 いや、ベンガル付近の水は、酸化鉄が多いので赤いかも?・・・なんて冗談半分に返事している時、TAKAの脳裏にアカ・水・アカ・水・・・aqua・・・

「A石先生!aquaは水や!アクアラングのaquaや(^_^)v」

さらに怪しげな電子辞書で調べてみると、なんと日本でも水のことをアカというらしい。墓参の水を「アカ水」、舟や水槽の溜まり水を「アカ」と言うようだ。

 色とは関係がなかったが、梵語の閼伽が西洋に東洋に伝播し、世界共通語になっている。またしてもA石先生の目からウロコが落ちた(A石先生、何か発見するごとにウロコが落ちるのだ。)

aqua(西洋) ← 閼伽(梵語) → アカ(日本)

 先日、TAKAの父(釣りが趣味で船までもっていた。80過ぎ)に『アカ』を確認すると、「船底の水をアカ、丁寧に言うと水アカ」とのこと(水アカは若干解せんが、・・・)。

 ※aquaの付く言葉:アクアラング、アクエイリアス、アクアミュージアム、アクアマリン、アクアホール(大阪にある)

(2006/11/12、TAKA)

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