シャボン玉>シャボン玉の映り込み(2)
お玉とシャボン玉
「ビー玉で確認してみたら・・・」物理のN條先生のアドバイスはいつも的確だ。 早速、ビー玉や水晶玉に景色を映してみる。が何のことはない、ほとんど透明な玉は、ほんの少し反射するだけで向こうが透けて見える。
ふと思い出したのが、ビー玉万華鏡(右写真)。筒にビー玉が付いているので、反対側(覗く穴)を塞げば、ビー玉の向こう側は真っ暗だ。
予想通り、球面の北半球は表面反射により、後ろの上部景色が小さく映っている。 球面の南半球には、後ろの下部景色(床など)ではなく、上部景色が、それも北半球のものとは点対称に映っているではないか!(^^)!
ただシャボン玉の映り込みでは、上下がほとんど同じ大きさだが、ビー玉の映り込みは南半球が大きくなっている。 ビー玉が凸レンズの働きをしている、もしくは光の屈折や反射が原因している・・・??
ん〜? 問題はシャボン玉の映り込みだ。ビー玉の南半球が大きくなっていることはひとまずおいて、点対称の現象が起きていることに着目。 どうも南半球は奥側の内面反射のようだ。すなわち北半球は表面反射、南半球は内面反射、こう考えればうまく説明が付く。
家庭科のM好先生に、お玉を借り、映り具合を確認する。間違いない、シャボン玉と全く同じような映り具合だ。
家庭科のお玉は、半球よりだいぶ浅いので、例によって百均に飛び込む。 ほぼ半球のステンレス製(反射率がよい)のお玉が150円(百均なのに・・・)。 金切り鋸も購入し、上イラストのお玉製疑似シャボン玉の製作に挑んだ! (どう考えても、お玉を工作するより、シャボン玉を観察した方が早い?!)
(2008/11/9、TAKA)
シャボン玉の映り込み|(1)驚愕の写真|(2)お玉とシャボン玉|(3)お玉の小宇宙|(4)映り込み作品|
撮影(1)|撮影(2)|撮影(3)|撮影(4)|撮影(5)|
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