平成30年放哉忌の記録
平成30年放哉忌を4月7日に実施しました。
日程は次の通りです。
9:30〜 受付 (資料配布他)
10:30〜 法要 (西光寺本堂)
11:00〜 墓参 記念館見学 (記念館・墓所)
11:30〜 昼食懇親会 (西光寺客殿)
12:30〜 講演 (西光寺客殿)
             総合司会 余暇生活開発士 星川淑子先生
         「放哉賞を継承して」
           講師 自由律俳句結社 「清穂」代表 小山貴子先生
14:00〜 放哉ジュニア賞授与 (西光寺客殿)
        授与 : 土庄町下地教育長 講評  選考委員 三枝断水先生
14:30   終了
法要風景
西光寺本堂において午前10時半から93回忌法要を実施しました。
墓参風景
記念館近くの西光寺墓地に葬られている放哉の墓に詣でるため参集した方々。
当日は放哉ファンの多くの方々にご参集頂きました。
法要に続いて墓参を行いましたが、午後からは会場を西光寺客殿に移し、昼食の後、直ちに講演会に移り、自由律俳句結社 「清穂」代表 小山貴子先生
「放哉賞を継承して」を拝聴しました。
講演会後直ちに放哉ジュニア賞授与式に移りました。
(※ 編者注 以下は講演資料要旨)
放哉賞を継承して   小山 貴子
2014年 放哉大賞 第16回 井上敏雄「倒れたコスモス夕焼けをみている」
2015年1月17日 鳥取にて「尾崎放哉生誕130周年記念フォーラム」にて放哉大賞表彰
2017年6月1日 第一回尾崎放哉賞 募集開始
  同年12月10日 募集締切
2018年6月2日 第五回青穂大会にて表彰

1 井上泰好氏との交流
 ・「層雲」の同人として ・放哉忌等小豆島訪問の折
 ・「青穂」同人として
   最後の句
  いくら振り向いても帰らないときめき
  方舟に乗って逝きたし 天の川
  人間いつ迄出来るんや己が己に問うている
  われ蒼ざめた馬を引き冥府を引っ張っている
  赤ちゃん返りおしめしてあの世へ逝くか  (『青穂』 第10号 2015年12月号)
『青穂』第11号(2016年2月号)追悼掲載

2 第一回尾崎放哉賞の経緯と結果
第一回 尾崎放哉賞 としたわけ
尾崎放哉賞実行委員会
 メンバー:エトレ句会 〜元「層雲」の支部。現在「青穂」に句会報掲載。(メンバーのほとんどが放哉・山頭火フアン)
 実行委員長‥きむらけんじ 第1回放哉大賞受賞者「鍵なくしている鍵の穴の冷たさ」
 事務局長‥ 西川勝『一人」のうらに』(2013年10月19日 サウダージ・ブックス)
主催
自由律俳句結社「青穂」
 青穂の名の由来 「佛を信ず麦の穂の青き真実」荻原井泉水 大正9年作より
   (井泉水が小豆島を桂子さんと旅行された時の句・井上一二氏の別荘に滞在)
設立  2014年6月
代表  小山貴子 豊中市 放哉研究家、第1回井泉水大賞
事務室 平山礼子 仙台市 放哉賞に入賞歴
編集  高木架京 田川市 第6回放哉大賞「無人駅の窓口は風の音売ります」
副代表 黒崎渓水 東京都 第7回放哉大賞「空いたままの指定席が春を乗せている」
   一海瀬広隆 千葉市 父 佐瀬茶楽 母 佐瀬志づ子 いずれも層雲俳人
吉多紀彦 町田市 叔父:中原紫童(一大正14年10月27日井泉水宛書簡。縁石・百堂・光石路 鳥取より俳句を書いて放哉に送る。)
協力の依頼
協賛:自由律俳句の全国の結社及び句会、口語俳句系結社
(自由律俳句系) 井泉水系・・・泉の会(京都)・きらやぼくの会(鳥取)・ぎんなん(東京)・城の会(愛知)・周防一夜会(山口)・層雲自由律(神奈川)・草原(神奈川)・花野句会(宮城県)・松の会(静岡県)・路の会(大分県)・くさの会(大分県)・山頭火ふるさと会(山口)・常盤ネットワーク(茨城県)・莱荊花(静岡県
萩原羅月系・・ 白ゆり句会(東京都)
自由律句・・群妙(山口県)
(口語俳句他)萌句会(愛知県)・主流(静岡県)・でんでん虫(兵庫県)・新墾(福岡県)
      山彦(山口県)・ロマネコンテ(兵庫県)
※「海紅」「青い地球」‥、中塚一碧楼系には声をかけず

後援:ひろば・鳥取県・土庄町教育委員会(尾崎放哉記念館)・「放哉」南郷庵友の会・
   日本海新聞 高校生の部:俳句
広報 TBS 「伊集院光とラジオと」・日本海新聞社
  ・ホームページ「尾崎放哉賞」・「青穂」
結果
一般の部:714 句 約260 名(北海道から九州まで応募)
  (大賞) 月の匂いの石に坐る    兵庫県 藤田踏青
高校生の部:229句 97名(北海道から沖縄まで応募)
 (最優秀賞) 地球儀の裏側から潮風   愛知県 北川 順子
表彰式:6月2日 第5回青穂大会 新大阪ホテル
収支
 収入:投句料71万4千円
 主な出費‥ 副賞関係、高校生関係の送料・表彰(高校生は投句が無料のため)、送料 交通費、チラシ・結果掲載『青穂』印刷費
 残額 数千円?
第二回 尾崎放哉賞 応募要項 →『放哉』に記載 是非、応募をお願いします。
3 今後の自由律俳句
・高齢化・人材不足・ユネスコ無形文化遺産登録の動き・山頭火賞の廃止・木瓜の蕾の会・先ず作るということ
講演会 風景
「放哉賞を継承して」

放哉ジュニア賞授与式

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「放哉」南郷庵友の会
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