平成29年 過去日記

H29.12.10
18歳になって免許を取って車を買って保険をかけていくらかかる?

最近は「免許を取ったばかりだから少しぶつけてもいいように練習用に安い車を選ぼう!」という方が減ったようです…
後々の事を考えると2年くらいは安い車に乗って次に乗るならどんなのが良いかよくよく考えた方が良いのではないかと思います。
なぜか?
よく聞くのが「使ってみて用途が思っていたのと違う場合」や「新車でいたるどころぶつけてしまって修理しないとみっともない」とか
「任意保険が思いのほか高くで負担が大きい」などよく聞きます。

任意保険は親族から割引率が大きい保険契約を譲ってもらえれば安くはなりますが
そうでない場合は年間保険料もかなりの金額になります。
純新規で新たに18歳の方が任意保険に加入する場合(損保ジャパン日本興亜)
 条件:軽四乗用・全年齢・通勤通学・対人対物無制限・人身傷害5000万・死亡後遺障害500万・弁護士費用特約付き
     車両保険は無として
 年間保険料:201,490円(THEクルマの保険一括払の場合)    参考:車両保険一般100万円を加えると426,560円

ところがこれをアルトバン(軽貨物)にして年齢条件の無いタイプの保険(SGP)で試算すると
 年間保険料:97,050円にまでにすることが出来ます。

これで21歳まで事故なしで乗ってから車を乗りかえると割引等級も進んだ上に
任意保険も21歳以上に変更すれば保険料も大幅に下がります。

とりあえず初期投資を抑えたい方はお手頃価格のアルトバンで2年間練習のつもりで乗りながら次の車の為の貯金をお奨めします。
形にこだわる方にはちょっときついかも知れませんがこういう方法もあるという事で・・・
H29.11.20
不正自動車完成検査は何が問題なのか?

日本では自動車を使う前に国の検査(新規検査)を受ける必要があります。
昭和26年施行の道路運送車両法によって決められています。
自動車が今のように大量生産されてくると一台ごとに国の検査することが不可能になってくるので
製造する車の性能や規格をあらかじめ国に届ける代わりに製造メーカーの検査で車を使うことが出来るようになっています。
これを型式指定制度と言います。
国の検査を代行することなので「特定の資格を持つ者が検査をします」ということで国の承認を受けています。
資格者の基準や運用方法はメーカーごとに国には届けていますが国が様式を決めているわけではないようです。

ここで問題になっているのは、国に届けた資格者の基準を守らずに無資格者が検査作業に関わったことと
有資格者が検査したように偽装したことです。
輸出向けの車は日本では使用しないので国内法は適用できないので対象外のようですが
製造メーカーとしての責任はあるはずなので何等かの対処はあるのではと思います。

機械の数値を読むだけならば資格云々は必要ないでしょうが
それが基準値に入っているかどうか判断できるかどうかの能力が有るか無いかでは大きく異なります。
国にも明確な基準を示さずに今まで来たことも問題ですしそれまでの監査も杜撰だったことも露呈しました。

これから国がどう動くのでしょうか?
H29.11.11
ドライブレコーダーに注目!

東名高速の痛ましい事故やあおり運転の被害やその検証に注目されているドライブレコーダー
問い合わせも増えつつあります。

いろいろ調べてみると値段もまちまち、性能もいろいろあってどれが良いか一概には言えないかもしれませんが…
スズキ純正のものは信頼性の上でおすすめかと思います。

一般的な作動温度が-10℃〜+60℃に対しスズキ純正は-20℃〜+65℃

スズキ純正品はSDカードの規格が「pSLC」という産業用のドライブレコーダー専用のものを使用しています。
これは書き込み保証回数が約20,000回と家電量販店で売られている「MLC」の約10倍の信頼性があります。
なお、「MLC」規格のものは書き込み保証回数は約2,000回、「TLC」規格は約1,000回だそうです。
そして、定期的なSDカードのフォーマットの必要が発生しにくい設計の為、3年間新しいSDカードへの交換の必要性が無いようです。
他社のものでは早いもので1〜2週間に一度はフォーマットを推奨するものがあるようです。

もしもの為のモノなので上記2点の優位性はあると思います。
H29.10.26
日産の不正品質検査に思う事

もし、同じようなことを指定整備工場で車検の検査をおこなっていたら・・・
間違いなく指定整備工場の取り消しになってしまいます。
関わった自動車検査員は解任され、かつ検査員はみなし公務員なので逮捕されます。

国の型式指定制度や監査制度が製造メーカーに対してどのようになっているかはわかりませんが、
かなりの昔から続いていたようで内容はかなり悪質と言えます。
おまけに発覚後もまだやっていたなどとは開いた口がふさがりません。

車のユーザーに迷惑をかけるのは言うわけもありませんが、現場の販社や下請け会社も大変な事態になっている事でしょう。
H29.9.15
他店で2年前に中古車を購入したお客様の車で…

先日、ご縁で修理や車検で車を診ていますが、
前回の車検が「代行車検」を受けているせいか高額修理が続いています。
ラジエータからの水漏れやエンジンからのオイル漏れ、ハブベアリングからの異音やブレーキパットの消耗など
それらが一度の修理で一緒になるとかなりの高額になります。
かかりつけ医者のようにそれらを適時に計画を立ててそれぞれ予防処置で交換や修理をすれば金銭的な負担は少なくできますが
専門的な知見の確認のないままで車に何かが起こってからでは危険で余分な出費も必要になります。

ところでその代行車検にも記録簿が作成されており、その点検実施者は車の持ち主になっていました。
何があっても車の持ち主の責任になるので気を付けましょう。
H29.9.2
またまたナビで…

最近のナビには盗難防止のために取り付け部分に盗難防止ボルトを取り付けていることが増えました。
でも肝心な時にどこにも開錠工具がない!

修理や付替えの時に冷や汗ものです。
H29.8.9
ナビの暗証番号

ナビゲーションには盗難防止のために暗証番号や合言葉をセットしないと動かないようになっています。
ところが、整備などでバッテリーを外す必要がある場合は後で暗証番号を入力しなければナビゲーションは動きません。
年数がたっているとお客様が暗証番号を忘れていることもありいろいろと面倒なことになります。
メーカーに機器のシリアル番号を送ったりまたはSDカードを送ったりすることもあるようで手数料が発生することもあるようです。

どこかに必ずメモを取ってほしいものです。
H29.7.23
車検証の記載欄

車検を受けた後に発行される新しい車検証には2015年1月よりどういう形態で車検を受けたか記載されています。
指定整備工場で車検を受けたら「指定整備工場」
認証整備工場で車検整備をし国の検査場で検査をすれば「認証整備工場」
それ以外で国の検査のみを行った場合は「その他」 と表示されています。
整備記録簿の有無も記載されています。

先日も「その他」と記載された12年使用で12万キロ走行の車が飛び込みで入庫しましたが、
今回修理するところ以外にも気になるところが多々ありました。
持ち主の方がさほど気にしていないところが逆に不安です。
結局は持ち主の自己責任に於いてですが車に詳しくない方ほど目先の安さを求めない方が賢明だと思います。
H29.7.9
最近チラシでよく見る1万円リース

7年間月々1万円(ボーナス時に別途3万円)(税別)で軽の新車が乗れるふれこみのチラシが増えました。
期間内の車検代(整備基本料金とエンジンオイル交換代のみ)や税金や自賠責保険料も入っているので
月々の負担は少なく見えます。
年度替わりと車検時の金銭的負担を平準化できるメリットはあります。
4月の軽自動車税は10,800円 車検時の自賠責保険料は25,070円 自動車重量税は6,600円(エコカー減税でもっと少ない場合あり)

でも借り物なので注意が必要です。
年間1万キロを超える走行をしたり傷凹みや内装の汚れはリースアップの時に精算すべき項目なので返す時に追加負担があります。
中途解約や事故で全損になったときでも後のリース料の支払いは必要です。
リース代には税金保険料相当額や予定残価にも金利がかかっています。

全く傷もなく清算すべきお金がかからない場合で7年後に乗り換えする場合は予定残価が高い車ならお得でしょう。
そのまま乗り続ける場合は残価設定クレジットよりも負担が大きくなる可能性があります。

まずは7年間に払うリース料の合計を計算してほかに必要なお金も考えて上で検討すべきと考えます。
軽自動車なら新車購入時から毎月3,000〜4,000円ずつ積み立てすれば購入後7年間の費用は賄えると思います。
H29.6.8
事務所の金魚が

お客様から頂いた?金魚を飼って数年が経ち
産卵、稚魚誕生で水槽周りはてんやわんやです。
おまけにつばめも例年になく巣が増えてこちらもてんやわんやです。
H29.6.3
最近のバッテリーは・・・より高い!

アイドリングストップ用やハイブリッド専用バッテリーは普通のバッテリーよりも値段が高いのですが
そうでない車でもアイドリングストップ用と同じものがついているものがあります。
最近交換したのがアイドリングストップの無いカローラアクシオやラクティスだったのですが
「Q-55」のバッテリーがついていました。
アイドリングストップの無い車でも充電制御によって充電する時しない時があるようです。
値段が高いからと言って従来型のバッテリーを使えば寿命がかなり短くなるようなので
車の仕様に適したモノをお奨めします。
H29.5.2
クーラントブースターって何?

他の整備工場(チラシやネットでよく見るところ)で車検した車がたまたま入庫して話を聞いていると

車は新車から3年過ぎたところで走行は40,000キロ走行で通勤で使っている軽自動車。
車検時に『クーラントブースター』なるものが冷却水に注入されているとの事。
この車の場合、冷却水の交換は新車から7年または15万キロの早い方で交換するべきでそれまではメンテナンス不要。
金額も2,000円ほどかかっており調べてみると、
「冷却ポンプの撹拌による泡の発生を抑え、かつ錆の発生を抑えて冷却水の交換サイクルを伸ばす」そうですが・・・
どうも営業トークで他の部品交換とセット販売されてしまったようです。(他の部品の値段も?)

お客さまのため車のために考えるのが我々の仕事。
お得と見せかけて売り上げを上げるためだけの仕掛けはいただけません。
H29.5.1
自動車税の納付書が来る時期

新車から13年過ぎると自動車税が登録車(普通車)で15%値上げされます。
軽自動車の乗用車では年間7,200円から12,900円にも上がってしまいます。
(平成27年4月以降の軽自動車の乗用車の新車からは13年経過するまで10,800円)
他にも車検時に払う自動車重量税も13年越えの車は値上げされます。

自動車税の値上げに関してはこの時期に反響を聞きますが、
車検時に払う重量税に関してはほとんど聞きません。
また、エコカー減税の恩恵を受けるクルマに関しても税金の事ではなく車検代が安くなった程度しか感じていないのではと思います。
この税制は理にかなっているのでしょうか?
H29.4.15
現状の自動ブレーキでは限界がある

一般道走行中に試乗車で自動ブレーキを試して事故を起こしたという新聞記事が載っていました。

自動ブレーキの体験は決められた条件のもと、閉鎖された空間で万が一衝突しても被害が無いように対策をしたうえで実施します。
前方の車は段ボールや風船で作られ、ぶつかっても危険がなくかつその前方の空間も十分に確保しています。

自動ブレーキには作動限界があります。
時速5km/h以下では作動しません。
赤外線レーダーのみのタイプでは
 時速30km/h以上では作動しません。
 人には感知できません。
 雨が降ると正確な計測ができないので作動できないことがあります。
 前方の車の反射板(リフレクター)が壊れていたりすると作動できないことがあります。
カメラで計測するタイプは
 逆光状態になったり霧や暗闇で視界不良になると距離が計測できません。
 時速50km/h以上では事故は軽減できても回避できません。

あくまでも事故回避の補助なので人間の操作が優先されます。
ハンドル操作やアクセル操作をしているときは作動しない時があります。

装置の限界を知ることが大切ですし、分からないときはとことん聞くことが必要です。
H29.4.8
4月から新生活

就職先までの通勤の足に、車を購入された方が走り始めているこの頃
また、運転初心者でもあるのでいろいろとストレスも溜まるころにもなります。
何事も余裕をもって運転するようにお願いします。
ただ、今までの経験から少し慣れたころが一番危なくて交通事故を起こしてしまう事が多々あるのです。
それが1か月後か半年後か1年後かはその人の気の持ち方かもしれませんが
運転には常に初心の時の気持ちを持ってほしいものです。
H29.3.21
高齢者先進安全自動車購入補助制度 始まる

自動ブレーキなどの一定の装備がある新車を購入する65歳以上の高齢者に対して
香川県より3万円を補助する制度が始まります。
ご相談お待ちしております。
H29.3.1
お店の看板リニューアル


20年以上経過し、色あせと文字の剥がれが気になっていました。

お休みの日に白く塗装をしてもらいました。商売替えではありません。

本日完成です。
H29.2.13
今日は香川県スズキ優秀販売店大会

はるばる高松まで鈴木修会長が来られ講話と懇親会がありました。
今回の香川県への訪問が全国すべての都道府県の最後との事です。
会長曰く「一連のお詫び行脚」だったそうですが、御年87歳お元気です。
講話の中で、インドではエアコンを酷使するために軽自動車ベースでも800ccの車が中心だそうですが、
パキスタンでは日本の軽自動車のまま660tで販売するようです。
軽自動車規格こそが世界的な規格になる可能性を秘めているようです。
H29.2.9
整備マニュアルには載っていない修理法

日産車では電子制御スロットルの清掃をした後では必ずスロットルの全閉学習と急速TAS学習と言う学習処理を必要としています。
長年の使用でスロットル付近の汚れでエンジンのかかりが悪いとかエンストするとかの症状が出たときには掃除します。
他のメーカーの車では比較的簡素な手順で設定できるのですが
日産車の場合はマニュアル通りの手順でもできないことがあって今回はかなり手間取りました。
あらゆるところから情報を入手した上で対策を試みます。
今回は掃除をしたことでかえってアイドリング回転数が基準値よりも上がりすぎたことで学習不可の状態になってしまったこと。
試行錯誤しながら方法を考え、強制的にエンジン回転数を学習可能範囲に落としてから学習させます。
余分な時間が掛かってしまいましたが無事設定完了できました。
ちなみにマニュアルには学習可能なエンジン回転数など書いていません。
H29.1.6
最近、エアバッグ作動事故が続いて・・・

昨年末にエアバッグが作動するほどの事故車入庫が2台続きました。
ただ気になることが
その2台の運転者どちらも、ろっ骨の痛みが続いているようです。
原因はエアバッグの作動よりもプリテンショナーシートベルトの作動が原因ではと思われます。
顔などには全くの症状はありません。

無人でも助手席のシートベルトも同時に作動しますが、
無人の状態でもベルトの急激な巻き取りでベルトまわりが変形ほどの力がかかっていました。

ついこの前、シートベルトの急激な巻き取り機能を緩和させるのではとの報道を見たときは
全国的に同じような事例があるのではと思ってしまいます。
H29.1.1
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

仕事始めは5日です。
今年も皆様の安全と安心をお届けしたいと思います。

過去日記 平成28年 平成27年 平成26年 平成25年 平成24年  平成23年 平成22年
ホームに戻る