科学の色
大魔王のコマ(1)
S川大魔王のコマ(以下大魔王のコマ)は、地球ゴマの回転部分に白と黒のマダラ模様(印刷できる図)を貼ったものである。(右写真)
廻してみると、マダラ模様が混ざり合い灰色に。と突然、縞模様が見え始めなんと白の前後にうっすら赤(オレンジ)と青が見えるではないか!
ス!スゴイ!凄すぎる!なぜ?
何度も何度もコマを廻す。
コマの回転速度は、摩擦等によりだんだん遅くなるが、その途中で何度か縞模様が現れる。それは初めは回転方向に見えるが徐々に遅くなり、やがてほとんど静止。そして回転とは逆方向に。
これはレコードプレーヤのターンテーブルのサイドにあった縞模様と同じ(写真のプレーヤにはついていないが、テーブルサイドに白黒の模様のついているものがあった)ではないか。
蛍光灯のちらつきとプレーヤの白黒模様の回転周期とを同調させると、縞模様が静止して見えた。プレーヤの回転速度の調整に利用された。
そうか、大魔王のコマは蛍光灯のちらつき(西日本は60Hzなので1秒間に120回ちらつく)と関係しているに違いない。
ただちに、太陽光の元でコマを廻わしてみた。予想通り色は見えない。さらにちらつきのない白熱灯の元でも試みた。やはり色は見えない。
たぶん、蛍光灯の発色の原理に色の見える原因があると考えられる。(2002/2/9、TAKA)
ひょんな所に白黒模様付のプレーヤ(下の写真)があった。DJ用のものでけっこう新しそうだ。(TAKAのものではない)
白黒模様は、LP用(33+1/3回転/分)・EP用(45回転/分)と、さらに60Hz(西日本)・50Hz(東日本)があるため、4本ある。
白黒模様付プレーヤ 白黒模様
回転板の側面に回転調整模様のないプレーヤは、白黒模様が印刷されたディスクを使用していたような気がする。
今日気が付いたのだが、LP用の回転速度の「+1/3回転」は、50Hzの関係であろう。
50×2÷3=33.333333・・・・・
(2002/9/28、TAKA)
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