科学の色

大魔王のコマ(4)

撮影大成功!

大魔王のコマ 大魔王のコマ


やっと大魔王のコマの撮影に成功した。(フィルム感度400、シャッター速度1/60)
コマの回転方向は、時計回り。回転速度は、左のコマが毎分900回、右のコマが毎分450回である。(自信はないが・・・)

発色の原理

蛍光灯 蛍光管内を電子は、1秒間に左右に60回ずつ飛ぶ。

電子と衝突した蛍光管内の水銀が紫外線を出す。

蛍光物質は紫外線により可視光線を出すが、RGBの発光にずれがあると考えられる。G(緑)とB(青)は瞬時に発光するが、R(赤)は1/100秒程度遅れる。

GとBがコマの白い所にあたるとシアン色に、RGBがあたると白色に、遅れて発光したRがあたると赤くなる。

コマの回転速度が、蛍光灯の点滅に同期しているので、上記の現象が繰り返して起こり、色のずれが目で見えたり写真に写ったりする。
 光
回転する
コマの
手前側


コマの発色がほぼ明らかになったと思った後、あるホームページを見て愕然とした。

「1894年、ベンハムのコマが発売された。」

1894年に蛍光灯があるはずがない!自然光の元で色が見えたのだ。

そういえば、「大魔王のコマ」と「ベンハムのコマ」の模様は違う。(^_^;)
改めて「ベンハムのコマ」にトライします。

(2002/3/2、TAKA)



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ニュートンのコマ

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