科学の色>ライムライト
(3)チャップリンに挑戦
「ライムライト」(Limelight)は、チャールズ・チャップリン監督(1952年製作)の長編映画。タイトルのライムライトとは、名声、評判、また花形を表す。
limeには、柑橘と同じ綴りだが、石灰の意味もある。石灰に高温の炎をあてると、熱放射により光を発する。 この原理を使ったLime lightは、劇場の舞台照明として19世紀中ごろから電灯が発明されるまで、盛んに用いられていたようである。
ライムライトを再現すべく、チョークをバーナー(1400℃)で加熱してみた。チョークは赤くなるばかりで、とても照明に使えるとは思えない。それではとスパイラル集中炎(2000℃)のバーナーを購入、再度チョークを加熱(下中の写真)した。 若干白っぽい光を発したが、まだまだ温度不足かまばゆい光とは行かなかった。ヒオウギ貝も試みた(下右写真)がこれも同様。
真っ赤に焼けた炭火、ろうそくの炎、ライムライト、エジソンの電灯、そして太陽、これらの明かりは別の原理によるように思えるが、実はすべて同じ熱放射だ。
私の手からも赤外領域の熱放射が出ているはずで、うまく制御できればTVのリモコンの代わりができるかも・・・(*^_^*)(2013/11/25、TAKA)
ライムライト:(1)刃物作り体験|(2)エジソンに挑戦|(3)チャップリンに挑戦|
道路舗装:(1)緑っぽいアスファルト、緑の道|(2)白いアスファルト
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