自然の色＞タマムシを求めて

(15)草むらで発見

　国営Ｓ岐Ｍのう公園はコロナ感染拡大防止のため、８月１４日（土）から８月いっぱい土日は臨時休園となった。さらにＫ県のまん延防止等重点措置の実施に伴い「MONSTER baSH 2021」(以下モンバス)も中止になった。

　モンバスといえば、ちょうどタマムシの時期。ライブしている「ドラ夢ドーム」の奥にある「花巡りの丘」は、一面緑色のコキア。その奥に４〜５ｍの若いエノキの樹が数本あり、そこにタマムシが潜んでいるのだ。

　樹が低く撮影しやすいタマムシがいるので、以来毎年のようにモンバスの期間にＭのう公園に来ていた。ところが今年は入場できない(Ｇの里他あちこち休園中)ので、仕方なくＤＬ。昨年から保護している場所に、アキノタムラソウが満開になっている！　うれいいことに数匹のルリモンがそこを飛び回っている。

　買いたてのマクロレンズでルリモンを追いかけている中、偶然見つけたのが草むらの中のタマムシ。普通タマムシは高いエノキの樹上を飛んでいて、産卵等のほか滅多に地上近くでは見られない。産卵はエノキ等の朽木に行われるので、草むらには用がないはずだ。

（2021/8/20、TAKA）

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