自然の色>タマムシを求めて

(6)豊玉姫の謎

 「豊玉比売命が鰐に乗って川を遡り、この地に上陸した」。これは鰐川(ワニカワ)神社の社伝である。 「鰐に乗って川を・・・」は、因幡の白ウサギを彷彿させるが、豊玉比売命(豊玉姫)は、古事記や日本書紀にも登場する由緒正しいお姫様である。

 とにかく、鰐川神社は怪しい匂いがする。「豊玉比売命、鰐川神社、豊玉、鰐川、・・・」、怪しい呪文を呟きながら、境内を散策した。

 「そうか、トヨタマ!タマムシがいっぱいだ!(^^)!」

 境内をぐるぐると3度ほど廻るが、エノキの樹どころかエノキの葉も落ちていない。どこがタマムシがいっぱいだ?!  

鰐川神社参道のエノキ(5月) 鰐川神社参道のエノキ(7月) 県内4ヶ所目の真鍋邸のエノキ(香川の保存木、5月)


 神社のすぐ南に新川(鰐の川)、その対岸にも大きな木が見える。境内の外かも・・・。

 発見しました!(^^)!南の参道に7〜8本のエノキ。葉の葉脈と実の様子から間違いありません。さあ、これでやっとスタートライン。

 7〜8月に、エノキの樹上にタマムシがブンブン飛び廻るというあの伝説の確認、そして不可能といわれるタマムシの飛行の写真。きっと次回に出るはず(かも)。

(2011/7/17、TAKA)

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