自然の色>七色の虹

虹は七色か六色か

思い込みから迷走!(七色の虹9)

 最初にお詫びしなければならないことがある。「ニュートンの菫」(2004/11/14)で、虹やスペクトルには「紫」存在しないとの問題提起をし、さらには「分光CG」(2004/11/21)では、怪しげなCGスペクトルを作ってしまった。  全ては、思い込みでした。「虹は七色か六色か」(板倉聖宣著、仮説社、2003)の表紙の虹を見てから迷走がしてしまいました。m(_ _)m

 かねてから、人間の眼の3つの錐体(青錐体、緑錐体、赤錐体)から考えると、短波長は青錐体しか刺激しないので、赤と青の混色である紫は見えないのでは・・・?と疑っているところに尊敬する板倉先生の虹の本。どう見ても紫は見られない。

錐体の感度曲線

 たまたま手元にあった物理の教科書(T書籍)のプリズム分光の写真にも、紫が写っていなかった。ここから大迷走が始まった。

エンゲルマンの実験(緑藻でスペクトルによる光合成能の差を調べた実験)での分光写真  検索エンジンで「分光」「スペクトル」「プリズム」等検索し続けた。紫が写っている写真は皆無であった。「エンゲルマンの実験(緑藻でスペクトルによる光合成能の差を調べた実験)」の写真は、TAKAのスペクトル予想とみごとに一致。

 自信を深めたTAKAは、教科書会社4社に失礼にも「紫は分光には存在しないのでは?」という旨の質問を送りつけてしまった。m(_ _)m 

 スペクトルには、紫は存在し、見ることはできます。しかしながら、それを撮すことは困難なようです。  

(2005/1/16、TAKA)

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