自然の色>七色の虹

虹

虹の原理(2)

 虹の原理がこんなに難しいとは思わなかった。プリズムの説明には、スリット(光が通る狭い隙間)があるが、当然空にはスリットがあるはずもない。

 「色いろいろ」や多くのHPの虹の説明は、勘違いしているもしくは誤魔化している。(多くの科学館の説明が不十分なのは、子ども対象にしているためか。)

 「色いろいろ」の「虹の原理」(2001/11/23)は、不十分というより全く誤っていたのだ。雨粒に入る光が、下左図のようにあたかもスリットを通った光線なら、プリズムと同様に分光が生じる。実際は、下右図のように雨粒全体に当たった太陽光は、様々な角度に散乱してしまう。
虹の原理 散乱光

 赤色の光だけでなく各色とも散乱するので、この説明のみでは雨粒からでる光は相殺しあって白色光になるはずである。

 正解はなんと17世紀のデカルトにすでにあった。デカルト論により、主虹の原理のみならず、副虹まで説明できる。さらに虹の色が、7色(6色?)のみならず、白や黒がある民族(東南アジア シェルドゥクペン族の虹の色は、なんと白・黒・黄・赤)がいることも納得できる!  

(2004/12/12、TAKA)

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