偏光と旋光
光波の進行と振動

偏光板

光は、光波とも呼ばれ横波の性質を示します。
すなわち進行方向に対して垂直に振動しながら進んでいきます。(一方を固定した長いロープのもう一方を持ち、上下させた時生じる波と同じ)

自然光では、この振動が上下のみならず、水平のもの、斜めのものといろいろです。

電気石の薄板は、一方向の振動の光しか通行できません。こうしてできた光を偏光、電気石の薄板のような性質を持つものを偏光板といいます。

平行な偏光板 平行で光が通過


2枚の偏光板を、偏光板1・2の様に平行に置くと、上下方向の振動の光は通過できます。(すなわち右から見ると光が見える)

直交した偏光板 直交で光は通過できず


ところが偏光板3・4の様に直交しておくと、偏光板3を通過した上下振動の光は、偏光板4でカットされてしまいます。(すなわち右から見ると光が見えず、黒くなっている)

この偏光板3・4の間に、光を旋光させる性質のある物質(ポリスチレン、ポリカーボネート等)と置くと旋光した光が偏光板4を通過し、美しく見えることがあります。

(2001/8/19、TAKA)



偏光|偏光板|旋光いろいろな虹色偏光万華鏡撮影方法おまけおまけ2ブルースター角(1)ブルースター角(2)

光弾性光弾性(2)CPL


トップページへ