金属の色(2)


しろがね、こがね

しろがねもこがねも玉も何せむに
  優れる宝、子にしかめやも(山上憶良)

 しろがねは白銀、こがねは黄金(くがね)のこと。あかがね(赤銅、銅)、くろがね(黒金、鉄)、あおがね(青金、錫)と併せて「五金」という。(これではまるでゴレンジャー!)
       
こがね しろがね あかがね くろがね あおがね


 くろがねは、鉄。鉄の色は銀白色ですが、黒錆(四酸化三鉄、Fe3O4)の色と考えられる。

 あおがねは、錫(スズ)と言われてる(鉛説あり)が、青銅(銅と錫の合金)かもしれない。 錫・鉛とも銀灰色で青い(緑)とは考えられない。鉛は「蒼鉛」(ビスマス)の勘違いかもしれない。 上のカラーチャートは、古代緑青の色。

(2005/10/16、TAKA)


金属の色:(1)Netscape定義|(2)しろがね、こがね|(3)酸化チタンは何色?!
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