銅貨のなぞ
10円玉は、銅でできているとずっと思っていた。生徒にも、10円玉の素材は純銅であると教えてきた。ところが3年前、教科書の隅のほうに、10円玉は青銅すなわちブロンズであることが明記されているのを発見!!!驚きと言うよりショックであった。
その組成は、銅950、亜鉛30〜40、スズ10〜20。銅95%は、純銅と言ってもいいほどで色も赤銅色。青銅と言いながらも亜鉛の割合がスズより大きいのも、なんか変!
疑問は、銅100%でなく青銅なのか?合金にするメリットがあるのだろうか。次の仮説を考えて見た。
- 硬くて丈夫である
- 錆びにくくなり、劣化しにくい
- 融点が下がり、鋳造しやすい
- 延性が大きくなり、プレス加工しやすい
- 製造コストが下がる
1・2は、硬貨の耐久性に関すること。3・4は、製造に関することだが、10円玉はプレス加工のような気がする。5の製造コストは、大きい問題かもしれない。この後、それぞれについて検証していきたい。(2015/7/6、TAKA)
コインの色:(1)銅貨の謎|(2)英国のコイン
金属の色:(1)Netscape定義|(2)しろがね、こがね|(3)酸化チタンは何色?!|
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