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(3)カイツブリのヒナ

カイツブリ  5月初旬、コブハクチョウがヒナをおんぶ(2015年のおんぶ)するのを撮影するためM亀市T村池を訪れた。過去最高の10羽程度コブちゃんが泳いでいたが、残念ながら今年はどうも子作り不発のようだ。

 T村池はM亀市最大クラスの池であるが、今年は何故かほぼ全面がヒシと謎の黄色い藻で覆い尽くされている。コブちゃんも泳ぎにくいのか、隅に追いやられていた。黄色い藻をよく見ると、何カ所か盛り上がっている。30cm程度の小さな島が点々としているのだ。

 島には、黒っぽいトリがじっとしている。カイツブリだ。カイツブリの巣のようだ。よく見ていると、時々もう1羽(♂?)が、藻を運んできて島と大きくしている。多分今後数週間、抱卵・誕生・巣立ち等の様子が観察できるはず・・・、と言うわけで報告します。

 右写真は、カイツブリの交尾(5月7日)。ヒナの誕生が楽しみです。

 下左写真は、抱卵の交代(6月11日)。オス・メスが協力して、卵(2個見えている)を温めている。相変わらず、巣の補強も続いている。

 下中写真は、待望のおんぶ(6月12日)。下左写真とは別の家族。3羽のヒナが、母親におんぶされる時もある。早く生まれたヒナが島から転げ落ちないように抱えているのが、おんぶにつながっているような気がする。その後順次、早く生まれたものからおんぶ離れしていくのではないだろうか。

 下右写真は、父親がヒナにエサ(魚)を与えている(6月13日)。おんぶされていないヒナがいち早くエサにありつき、おんぶされているヒナは、徐々に父親がエサをエサにして背中から引きづり下ろしているように見える。

       
カイツブリの巣 おんぶのカイツブリ エサの魚を


 最初に見つけたカップルは、まだヒナが誕生していない。10個程度の巣があるが1週間ほど誕生がずれているようだ。カイツブリのおんぶは、少なくとも3日程度は続くようなので、今からでも見られると思います。また、年によってずれるかもしれませんが、6月10日前後が誕生・おんぶの時期ですので、今年見逃した人、来年がんばろう。

(2017/6/14、TAKA)


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