シャボン玉

金色の謎(2)

アイデア

 改めて斎藤氏の卓越したアイデアには脱帽する。 7色どころか無限の色の重ね合わせ(干渉)を、光の3原色RGB(赤、緑、青)で代表させ、近似的に干渉色を説明している。
  ※「シャボン玉の干渉膜の厚さと色」(斎藤の部屋(理科)

 同じことをやっては芸がないの(進歩がない)で、あれこれ考えたが、結局斎藤氏と同じ方法になってしまう。 とにかく、光の波長(λ)と薄膜の厚さ(d)の関係式をexcelで計算。(計算結果は、次回)

 発想を転換させるため、くさび形干渉(ナトリウムD線)を観察(下写真、左が全体、右はその拡大)していて、あるアイデアが・・・。

ガラスのくさびにナトリウムD線 ガラスのくさびにナトリウムD線


 RGBそれぞれの光を当てた写真を撮り、それを合成すればうまくいく(かも・・・)。 結局、RGBそれぞれの光源がないので写真案は挫折したが、RGBそれぞれの色の強度をPhotoshop Elementsで描き合成した。

薄膜の厚さ 赤い光 緑の光 青い光 RGB合成 シャボン膜
膜の厚さ 赤い光 緑の光 青い光 RGB合成 space
シャボン膜の色


 試作のため、肝心の300nm付近の金色が不十分ではあるが、100nm付近の白い膜、その下の茶色い部分、さらに黒い膜等はかなり正確に出ている。

 今回は、均等を目指し、R=650nm、G=550nm、B=450nmで描いたが、Rの値を少し小さくすれば、金色が出る予感がする。 また、RGB各色の明線・暗線等の強度をくさび形(ぎざぎざ)で変化させてしまっているが、サインカーブで変化できれば、さらに正確さを増す(気がする)。

(2009/10/12、TAKA)

金色の謎(1)|金色の謎(2)|金色の謎(3)
膜の厚さ(1)膜の厚さ(2)黒い膜・白い膜おまけ黒い膜撮影撮影(2)撮影(3)撮影(4)撮影(5)


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