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(11_3)落下装置

 うぉーたーくらうんやミルククラウンを撮影するためには、滴を正確に落下する必要がある。落下する位置、滴の大きさ、連続落下時のインターバル等が一定であることが望ましい。

 ネットで撮影したクラウンの発表をしている人を調べたところ、

 多くの人がスプーンで適当に滴を落下させている。台等である程度手を固定させているかもしれないが、これでは落下の位置どころか高さにもバラツキが生じる可能性がある。シャッターを押すタイミングも取りにくいに違いない。

 ビュレット(中和滴定に使用されるガラス器具)を推奨する人もかなり見られた。正確に落下するにはうってつけの器具であるが、高価(1万円程度)であり入手も困難(ネット販売あり)である。ガラス管が細長いので、連続して落下させるとインターバルが少しずつ長くなる恐れもある。

 液を入れたビニール袋に針で穴を開け、ぶら下げるという画期的なアイデアもあったが、まったくコントロールできない。

 魚型醤油入れ(たれびんと言うらしい)で落下させたが、何度やってもこけしばかり。指で押さえて滴を落下させるのだが、滴が口から離れるタイミングが判りづらく、結局落下したのを目で見てからシャッタを押すので間に合わないようである(反射神経が鈍いとも言う)

 今回の撮影で活躍したのが、焼酎サーバー(*^_^*) 瓶に注ぐためのコックが付いたもの。コックで連続落下を調整することにより、シャッターのタイミングが取りやすく、少し練習すれば5割程度のヒット(^_^)vも期待できる。


撮影装置 自作の落下装置


 焼酎サーバーはクラウン撮影にもってこいであるが、焼酎サーバーを本来の目的に使用しない人にとっては、4千円はちときつい(上左写真の焼酎サーバーは、中古で購入)。そこで安価で簡単に作れる落下装置(上右写真)を紹介したい。

 使用するのは、ペットボトルと水槽用の一方コック( 6mmエアーチューブ用、ニッソー、150円程度)。一方コックには、管の片方にネジ山が切られている。ペットボトルの蓋に、管の径より少し小さめの穴を強熱した釘で開ける。穴に一方コックのネジ側でねじ込めば完成!(^^)!。

(2016/5/29、TAKA)

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