撮影研究室>星空撮影

(14_2)太古の星の軌跡

 M木町にある太古の森は、M木町のシンボルツリーメタセコイアがうっそうと茂り、ティラノサウルス・トリケラトプス・ディメトロドンが闊歩している。この森の主TAKAは、昼は巨大シャボン玉、夜は星空撮影にといそしんでいる。

 太古の森の王者ティラノサウルスは、小高い丘の上で真南を向いている。ティラノサウルスと北極星・その周りのカシオペア座や北斗七星の軌跡を撮すには、南から撮せばよい。ところが、太古の森の北西の向き(ティラノサウルスの左後ろ)に街明かりが邪魔である。感度を落としても、長時間露出すると白飛びしてしまうのだ。下の写真は、3枚とも明るすぎたのでかなり補正しているが、軌跡まで見えづらくなってしまった。


2017/09/01 撮影
  • F値:5.6
  • SS:2888(48分)
  • ISO:200
  • WB:オート
  • 露出補正:0
2017/09/25 撮影
  • F値:4.0
  • SS:1184(20分)
  • ISO:320
  • WB:オート
  • 露出補正:0
2017/10/10 撮影
  • F値:5.0
  • SS:2100(35分)
  • ISO感度:125
  • WB:オート
  • 露出補正:0


 上右(10月10日)の撮影時、途中で雲が出そうなやばそうな雰囲気になってきた。 分けて撮影すれば安全(ホタル撮影の合成と同じ)と思いつき、30分×3回=90分間撮影してみた。3回目の30分は雲が出てダメだったが、2回分を補正後比較明合成したのが下右の写真。北極星の周りの星の軌跡が見事に写っている。


比較明合成 比較明合成



 街の明かりは、長時間露出するとどんどん明るくなっていくが、短時間で撮影した明るくないものを比較明合成しても明るくならない。移動している星は、短時間の撮影でもその軌跡分は写っている。すなわち沢山の細切れ写真を明合成すれば、街の明かりは邪魔をせず、星の軌跡がもっと明るく写るはず・・・。

 インターバル撮影、何のことはない、星景写真の撮影の本に載っていました。手作業では大変なので、インターバル撮影機能を持ったカメラもしくはインターバルタイマー付のリモートスイッチが必要のようです。果たして、手持ちの一眼レフD500にその機能は・・・。

(2017/10/23、TAKA)

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