撮影研究室>星空撮影

(14_3)インターバル撮影

 星の光跡を美しく撮るには、インターバル撮影+比較明合成が最強の組み合わせである。

 

インターバル撮影

 一定の間隔で連続撮影すること。花の開花の様子や雲の変化の撮影にも活躍している。星の光跡は、シャッターを2分程度開放に50枚程連続撮影(2分×50=100分)すると、感激の作品が得られる。 カメラ本体にインターバル撮影機能があるものもあるが、インターバル最大30秒など機能が限定されていることがあるので、「タイマー機能付きリモートレリーズ」(なんと2000円弱、ROWA-JAPAN)を使用すると便利である。下右の星光跡写真は、開放2分、インターバル1秒、28枚の合成写真である。
 

比較明合成

 ホタルや星空の写真によく使用されている。固定したカメラで撮影した複数枚の写真を1枚に合成するとき、比較して明るい部分、明るい部分を選択していく(明るさが加わっていくのではない)。今回の撮影で邪魔になっている街の明かりも、2分程度の短時間であればそれほど影響しない。明るくない街明かりを比較明合成しても、薄明るいままである。
 ※「スクリーン合成」は明るさの加算であるので、合成していくと長時間露光を同じようにどんどん明るくなってしまう。


2017/10/10 19:56〜21:04 月齢 19.9
撮影の向き:北東北
  • F値:5.0
  • SS:35分+33分
  • ISO感度:125
  • WB:白色電球
  • 露出補正:0 → 画像ソフトで補正
2017/10/26 21:03〜22:00 月齢 6.3
撮影の向き:東
  • F値:3.5
  • SS:2分×28枚
  • ISO:250
  • WB:白色電球
  • 露出補正:ー1.3 → 画像ソフトで補正


 長時間星空撮影をしていると、いつの間にかレンズが結露していることがある。特にインターバル撮影では、撮影の途中で確認しにくいので、無駄玉を打ち続けることになる可能性がある。レンズウォーマー+モバイルバッテリーも準備したい。

(2017/10/30、TAKA)

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