科学の色
虹色焼きそば
中華麺が黄色いのは、卵つなぎではなく鹹水によることを知ったのは、なんと「美味しんぼ」を読んでからである。 麺にコシやつやを出すために加えられる鹹水が、小麦粉に含まれているフラボノイドを黄色くするということ。
鹹水の主成分は炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウム。水溶液は、弱塩基性(弱アルカリ性)である。 フラボノイドは、酸性では黄色が薄く塩基性では濃くなる性質があるので、小麦粉に鹹水を加えた中華麺は黄色いのだ。
うどんは白、焼きそばやラーメンの麺は黄色と相場が決まっているが、先日虹色焼きそばに挑戦した。例の「試験管の中に虹」の焼きそばバージョンだ。
虹色焼きそば(上写真右)の作り方はいたって簡単。紫キャベツを使用(フライパンに、紫キャベツと水を入れ、色素を煮出してから、麺を加える)することだ。あとはpHを調整、色を変化させよう。 メスシリンダーの虹色(上写真左)は、上部に塩酸で赤色、下部に水酸化ナトリウムで黄色くしているが、食物には薬品は不向き。 レモンや食酢、ソース(塩ソース)等が無難なようだ。
是非、一度挑戦してみてください。(2011/1/23、TAKA)
焼きそば(1)虹色焼きそば|(2)紫イモの色素|(3)レインボー成功|(4)虹色そうめん|
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