自然の色>ハンミョウ
(6)ニワハンミョウ
ハンミョウ(斑猫)の仲間には、色彩豊かで金属光沢のあるナミハンミョウ(単にハンミョウと呼ばれる)のほか、ニワハンミョウ、カワラハンミョウ、ヒメハンミョウ、コハンミョウなどが知られている。
美しいナミハンミョウに対してニワハンミョウは色で地味なものと言われているが、間近でじっくり観察すると虹のような様々な色がありさらに金属光沢も見られる。下の写真は、TG-4(OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-4 Tough)の顕微鏡モード+深度合成で撮影した。ばれないように姿勢と低くして少しずつ接近するのがコツ、最後は、『虫の呼吸』(鬼滅の刃)でカメラを近づけます。
ニワハンミョウは大きさが15〜18oで、波ハンミョウに比べると少し小型。今回見つけたのはアスファルトで舗装された山道、車はほとんど通らない。両側に草木があるが日光が当たる時間もある。道の真ん中にはコケが生えている。
見た目は地味な色をしているので、道にいても目立たないが、ナミハンミョウと同じく人が近づくと道沿いに少しずつ飛んで逃げていく。ミチシルベやミチオシエといった呼び名もあるようだ。
飛んでいるとき、上翅(固い外側の翅)に隠された美しい緑色の下翅・胴体がチラッと見えるが、撮影は超困難!!
昔読んだはずの安部公房の「砂の女」は、なんとニワハンミョウを題材にした小説であった。
(2021/5/10、TAKA)
ハンミョウ:(1)ピンポイント|(2)ミラーボール|(3)金属光沢|(4)深度合成|(5)ニジゴミムシダマシ|(6)ニワハンミョウ|(7)斑猫神社|(8)緑化個体
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