シャボン玉>シャボン玉研究室
原点に戻って
台所用洗剤、洗濯糊にこだわりすぎた。特に台所用洗剤は、複数の成分が含まれていてわかりにくい。
シャボン玉の大御所ボーイズ博士(C.V.Boys)は、イギリスの青少年のために「シャボン玉」という題目のもと科学講演会を行った。その内容をまとめたのが、「シャボン玉の科学」(SOAP BUBBLES、1920)であり、シャボン玉の名著であり、原点とも言えよう。
ボーイズ博士は、講演で主に表面張力やシャボン玉と電気について触れているが、シャボン液についても当然研究している。
ボーイズ博士のシャボン液は次の通りである。
- カスチル石鹸(界面活性剤)
- グリセリン、アンモニア水(添加物)
- 蒸留水(水)
※シャボン玉研究室では、界面活性剤として台所用洗剤、添加物として洗濯糊を用いている。
ボーイズ博士のシャボン液は、成分が単純であり、検討の価値がある。(とにかく台所用洗剤には、シャボン液に不必要な添加物が多すぎる。さらに、モデルチェンジが早くその都度、どれがよいのかわからなくなる。)
作り方
- きれいな栓付きのビンに、3/4の純水を入れる。
- 重量でその1/40のカスチル石鹸を入れ、一日静置して溶解させる。
- グリセリンをビンいっぱいまで加え、よく振る(他のきれいなビンと移し替えてよく混ぜてもよい)。
- ビンの栓をして、一週間静置。
- シャボン液の表面の浮きかすを除き、アンモニアを1,2滴加える。
- 暗いところに保存。
- ※原文を要約した。
カスチル石鹸は、オリーブ油を主原料にした石鹸で、無着色無添加がよい。代わりに、オレイン酸ソーダも推奨されている(薬局で購入できるはず)。グリセリンは、「シャボン玉もちをよくするため加える」。アンモニアは、安定剤の働きをするのであろう。
さあ、これであなたも「伝説のボーイズ博士」を再現できるはず。何事も原点は大切です。(TAKAは、今忙しいのでいつになるかわかりません。うまくいった人があれば、連絡してください。)(2004/1/250、TAKA)
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