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(10)湖の向こう
一年前、Y子水鳥公園で聞いた「コハクチョウは昼間、田んぼでエサを食べています。夕方、湖(中海)の向こうから帰ってきます。」が、ずっと気になっていた。「湖の向こう」ってどこなんだろう?バラバラになっているのか、群れているんだろうか?いったい何を食べているんだろうか?・・・
Google Earthで確認すると、「湖の向こう」すなわち水鳥公園の西側はY来市、そうドジョウすくいで有名なY来(やすきではなくやすぎ)であった。コハクチョウはドジョウを食べに行くのだろうか?他の疑問もあるので早速(1年後)現地に行ってみた。
コハクチョウがいそうな場所がよくわからんので、スマホで「安来・白鳥の里」ナビゲーション。安来インターを降り、田舎道、たんぼ道をぐるぐる走ると、コハクチョウが数羽!(^^)! あまりに遠かったのでとにかく「白鳥の里」を目指す。やがて到着したのは、古民家を改造したような工房? 何の看板も案内も見当たらない。古民家の中に人影が見えたので声をかけたが、黙々と作業(染色?織物?)を続けていて返事がない(>_<) 木製の観察棟らしき建物に勝手に上がって見たが、田んぼが見えるだけで、肝心のコハクチョウは見当たらない。
「白鳥ロード」でナビを再開すると、飛んでいる数羽のハクチョウ発見(^_^)v 追いかけてみてビックリ!! 田んぼに20羽以上のコハクチョウがたむろしている。クワックワッーとうるさいぐらい鳴いている(*^_^*) 道端に車を止め、車から夢中でシャッターを切り続けた!(^^)!
そこそこ写真を撮り、一息ついて周辺を見ると、一寸離れたところでコハクチョウが群れをなして飛んでいるのを発見。現場に移動してビックリ。田んぼに水がはっていてその周辺に100羽以上コハクチョウが大騒ぎしている。 道路脇には、車が2台、車から降り三脚を立てて撮影している。コハクチョウは大分人慣れしていて、十数mまでは大丈夫のようだ。家族連れや近所の人らしき人もニコニコしながら見ている。
走っているやつ、アフラックしているやつ、片足立ちでじっとしているやつ、飛び立つやつ(何故か2羽同時)・・・。時間が経つのも忘れシャッターを押し続けた。
何人かの人が話しかけてきた。コハクチョウや野鳥のこと、Y来のこと・・・、気さくな人ばかりだ(*^_^*)。ふと「たたら製鉄」のことが話題になると、わざわざ電話でも確認してしらべて頂いた。教えて頂いた「和鋼博物館」(日立金属運営)は、たたらの歴史・文化が展示物を通してわかりやすく説明されていて、感激であった。
さらにその後、水鳥公園にも一年ぶりに訪れた。係の方から大きな窓から見える水鳥を丁寧に説明して頂いた。遠くの砂州のようなところのマガンはフィールドスコープでは確認できたが証拠写真程度、さらに遠くのヒシクイは、影のようなもののみ(>_<) 「群れから離れているハクチョウに、オオハクチョウがいる。クチバシの黄色の面積が大きいのが・・・」見つけました、オオハクチョウ(上右写真)。少しグレイがかった幼鳥もいました(*^_^*)。
夕方近くなったので、昨年と同様に湖の向こうから帰ってくるコハクチョウを撮影するため湖畔に。夕焼けの飛翔シーンはほとんど撮影できなかったが、そこで出合った地元のバーダーから、なんとマガンの撮影ポイントを教えて頂いた。山陰、バンザイ!(^^)!(2017/12/11、TAKA)
白鳥の湖:(1)野鳥の聖地発見!|(2)コブハクチョウはダメ!|(3)ヒナ誕生(*^_^*)|(4)ハクチョウの白目?!|(5)ハクチョウの受難|(6)やっとヒナ誕生!(^^)!|(7)念願のおんぶ!(^^)!|(8)アヒルの子|(9)コハクチョウ|(10)湖の向こう|(11)Swan Upping|(12)七つの子|
白い鳥:(1)白い恋人|(2)パンダガモ|(3)ダイ、チュウ、コ|(4)ハクチョウ?!|(5)オスプレイ|(6)キアシ○○|(7)エナガ団子(その1)|(8)エナガ団子(その2)
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