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(25)緑系と青系
カワセミの美しい青や緑は構造色によるものであり、「順光では緑っぽくサイド光では青っぽい色に見える」、これで一件落着と思い込んでいた。
ところが、ある鳥友が撮影したR林公園のカワセミの写真を見てビックリ。素晴らしく背中の青色が鮮やかでお腹のオレンジも濃いのです。もしや加工?怪しいぞ!と疑い、直ちにR林公園に調査に出かけた。
結果は、右の写真の青いカワセミ、このオスのカワセミ、どの方向から見ても(どの向きの光でも)青いカワセミが実際にいたのだ。どうやらこのR林公園にいるカワセミ、オスは青系カワセミと思われる。ただしメスは、標準の緑系のようだ。通常カワセミのオス・メスは嘴の色で判別しますが、この公園のみで撮影している方は、オスは青っぽくメスは緑っぽいと信じ込んでいるようだ。
青系カワセミ(光の向きに関係なく青いカワセミ)の存在を知るには、R公園に行くのが確実ですが、コロナ禍で行きにくい方もいらっしゃるので、青系と緑系が同時に写った証拠写真お見せする。2枚とも順光での撮影なので、本来ならば2羽とも同じ緑色に見えるはずだが、写真は全てオス青色、メス緑色になっている。
明らかに青系カワセミは、存在します。遺伝や発色のメカニズムについての研究が待たれる。
(2022/3/18、TAKA)
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